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2024ピースサイクル

 

2023年5月30日火曜日

2023国会ピースサイクル【報告-1】

519日(金)午後からの雨の中、2023国会ピースサイクルが行われました。事故もなく、関係省庁との申し入れ行動を行うことができました。

5台の自転車隊はドラム缶を引っぱって、広島サミット警備の物々しい警備体制下の都心での自転車走行でアピール出来ました。また、新潟から3名の仲間が東電本店申し入れに参加し、原発現地の怒りの声をもって東電を追及しました。

 国会ピースの行動に参加した方は18名でしたが、署名活動に協力して頂いた皆さん、ピースサイクルのリーフレットを配布していただいた方々など、全国各地で私たちの運動に協力、参加して頂いた皆さんに感謝申し上げます。

 ピースサイクルはこれからが本番の走行となります。623日からの沖縄ピースサイクルには5名の方がエントリーし、準備も進んでいます。神奈川ネットでは、526日にミニピース(二宮駅~横須賀間40キロの行程)が取り組まれています。常磐線ルート(千葉)では自治体訪問に向けた申し入れ書がすでに8自治体に郵送されました。

 岸田政権の戦争する国に向かって暴走する反動化の動きに、全国各地でピースサイクルの旗をなびかせた自転車隊を繰り出しましょう!

 


【防衛省申し入れ行動】 519()855935 防衛省正門前

・市ヶ谷駅前の公園に830分に集合し、吉野共同代表の挨拶を受け、防衛省に向かいました。

・防衛省前では、15名でアピール行動を855分から開始。正門前では防衛省の職員や通勤、通学の学生で賑わう中、小型のハンドマイクでアピールを始めました。

・共同代表の吉野さんからは、2月に松戸で取り組んだ「三上智恵講演会」を契機に4月に石垣島平和連帯ツアー(19名)を行い、石垣島の軍事基地化の動きに危機感を持った。自分たちの地域でも運動を起こしていかなければならないと発言。

・神奈川ピースからは厚木基地の騒音訴訟が行われている中で、軍用機の訓練が激しくなっている。また、横須賀のノースドック新基地の問題についてもアピール。

・三多摩ピースからは横田基地の問題が報告されました。

・集会の最後に「沖縄・普天間基地の県内移設を撤回し、オスプレイの配備・訓練に反対する要請書」を読み上げ、防衛省担当者に門前で手渡ししました。


【東京都教育委員会・会見、申し入れ】

 519()10451150 都議会議会棟6階第1会議室

・岩永やす代都議会議員(生活者ネット)の紹介で、都教委との会見・申し入れを約1時間行いました。参加者は13名。都教委側は総務部広報統計課の2名の方が対応。

・都教委の事前回答では、私たちの質問には回答されていましたが、10項目の要請については、回答がなかったため、関係する部署と相談の上、回答する方向で検討したいとのことでした

・今回の要請は、教職員の処分問題に加え、平和教育の問題、英語のスピーキングテスト問題、通知表や、通信制に通学する生徒への回数券打ち切り問題、教員の働き方問題など、現在、新聞でも取り上げられている教育現場の幅広い問題を列挙し、都教委の考え方を求めました。

 残念ながら、「広報統計課では答えられない」とのやり取りも多く、不満の残る会見でしたが、放射能副読本の問題も取り上げ、現在の教育行政に国が介入し、教職員や子供たちを管理・統制する動きに警笛を投じることができたことは、よかったのではないかと思います。ピースサイクルとしてもこうした課題の運動団体との積極的交流が求められています。

723()10301700に日比谷図書文化館地下ホール開催される 「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会に参加したいと思います。  主催:日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会実行委員会



2023国会ピースサイクル【報告-2】

【東電本店申し入れ】14201545 新幸橋ビル(東電本店新別館 2階会議室)

・東電本店では18名で約1時間20分、本店と会見することができました。

新潟からの発言

(1)   柏崎刈羽原発の地盤について、15個の断層データについて、住民と専門家の話し合いの場でも、データが明らかにされないまま、話し合いが行われている。豆腐の上の原発といわれてきたが、断層データを明らかにせよ。

(2) 7号機の穴などセキュリテイの関係で、東電は答えられないというが住民との話し合いを持ち、説明せよ。

(3)  フィルターベントの有効性について、問題があるとの指摘がある。新しく設置した部分のリスク、運営上の問題点を開示せよ。

(4)  福島事故で7名の若者が訴訟(甲状腺がん)を起こした。加害者としての東電は、若者たちの不安を聞き取ってもらいたい。彼らの不安が何か、はっきりさせ、被災者への対応に責任をもって向かってほしい。

東電の答え

(1)   23本の断層は、将来連動するものではないと国が説明している。15本の断層は、特重施設に関わるもので、公開できない。

(2)   7号機の問題はセキュリテイの関係で答えられない。

(3)ベントは万が一の事故に備えて、少しでも被害を軽減するための対策。設備には問題がない。

(4)  県民に東電は250億円供出している。これからも続ける。


・東電の回答に対し、参加者からも発言があり、最後に、規制委からの運転禁止継続の命令を報じる「新潟日報」の報道を示し、原子力事業者として、東電は資格がない。企業体質に問題があると追及しました。

2023国会ピースサイクル【報告-3】

【内閣府 署名提出】 16101615 内閣府前の歩道上 雨

・内閣府に対しての事前申し入れにおいて、金曜日は担当する職員がいないので、原則申し入れなどの受け取りについては他団体も含めお断りしている。

 今回は、担当以外の部署の方が受け取るので、建物内では受け取れないとのことでした。結局、代理で来ているらしい職員は、歩道上での受け取りに固執する対応でした。こちらからは、署名という公文書に準じる住民の大切な書類を歩道上で受け渡すことは、国の機関としてあってはならないことなので、抗議の意思を上司に伝えてほしいと言って、署名を渡しました。

署名数 922(昨年は640筆)

 

【外務省】―サミット対応のため、今回は外務省より、受け入れ困難との返答がありました。

・事務局で協議うえ、回答を後日、文書で頂く方向で申し入れしています。外務省からの文書回答の後、全国の皆さんに報告いたします。


【総括会議】 17051750 9名出席 参議院議員会館101会議室

 午後からのやや強い雨の中、5台の自転車走行を無事終えました。

外務省交渉ができなかったことは残念でしたが、2023ピースのスタートは切れたと思います。

 参加者の皆さんから、今後の取り組みに向けた貴重なご意見を頂きました。ピースサイクルはこれからが本番です。

平和のメッセージを携え、全国各地でアピールしましょう!