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2024ピースサイクル

 

2023年7月10日月曜日

2023沖縄ピースサイクル報告 2回目

623日から4日間で開催された、自転車で戦跡をめぐりながら過去の戦争を学び、反戦平和を訴える縄ピースサイクルに参加しました。

梅雨がまだ明けぬ那覇に到着し、23日は、県南部の山形の塔、白梅の塔、ひめゆりの塔、魂魄の塔を自転車で巡り、広島の塔の前広場で開催された国際反戦集会に参加しました。




翌日からは、県北部の「ヘリパットはいらない住民の会」を訪問、大浦湾のサンゴと埋め立て工事の船上見学、辺野古ゲート、読谷村チビチリガマ慰霊を見学。嘉手納基地や嘉数台地から普天間基地を見学しました。そして国道58号を自転車で走り那覇に帰るコースで取り組まれました。コロナ渦で中止を強いられていた沖縄ピースサイクルの再開は、戦争の悲惨さを再確認できた行程でした。

 623日 慰霊の日 国際反戦沖縄集会〉

スタートした623日は、日本軍が解散命令を発出し組織的戦闘が終わった日とされ沖縄県は慰霊の日と定め休日です。県民、家族が一堂に会し、終戦末期の沖縄地上戦の犠牲となった約20万人を慰霊します。平和記念公園での沖縄全戦没者追悼式はよく知られていますが、県下各地で慰霊祭が執り行われており、県民行事として定着しています。

沖縄の623日それは、戦争犠牲者を追悼し悲しむだけではなく、なぜ父母兄弟姉妹が死ななければならなかったのか、なぜガマでの集団自決が発生したのかなどの悲惨な戦争の事実を学び現地を見ることで、戦争がもたらした悲しみや平和の大事さを学ぶ一日なのです。

この日の国際反戦沖縄集会では、南部戦跡土砂採取計画に反対する仲間からの発言、「ヘリパットいらない住民の会」からの発言、普天間基地ケート前で「ゴスペルを歌う会」、「辺野古ブルー」からの発言、「在沖縄ミャンマー人会」からの発言。韓国の市民運動家らの発言など、戦争のない平和な社会を共に創ろうという訴えが続きました。

しかし、昨年224日ロシアのウクライナ戦争は、激化の一途で犠牲者が拡大、核兵器の使用も辞さないと発言するなど戦火が拡大しています。また国内では、北朝鮮のミサイル発射、台湾有事などを口実に、南西諸島の基地強化を進め、敵基地攻撃能力の保有さえも現政権は正当化しようとしています。見過ごすことはできません。

私たちは、基地や兵器の強化、敵基地攻撃能力の保有、集団的自衛権の行使ではなく、平和憲法のもとで、武力によらない国際紛争の解決、外交による問題解決を政府に求める行動を国内外の仲間とともに創っていきましょう。  報告 佐藤修作(神奈川ピース)

 

 2023沖縄ピースサイクル報告

2023沖縄ピースサイクル報告 〔623日~26日〕

ピースサイクル全国ネットワークで取り組む平和運動として日本列島を自転車で縦断する、その第一弾である沖縄ピースを走って来た。

1日目 那覇~糸満~国際反戦集会〉

沖縄ピースは、6月23日の沖縄戦の戦没者追悼式が行なわれる慰霊の日に那覇市から南にある糸満市摩文仁の魂魄の塔まで自転車で走り国際反戦集会に参加。この魂魄の塔のある糸満市摩文仁の丘にはまだ収集されていない遺骨が埋もれていて、その遺骨が混じった土砂を辺野古新基地建設の埋め立てに使おうとしている。

沖縄では戦没者を弔う慰霊の碑が魂魄の塔だけでなく随所に慰霊の碑がつくられていて魂魄の塔に着く前にも白梅の塔にも立ち寄ったが、これらが戦争の遺跡としてだけでなく、623日の慰霊の日になるとそれぞれの慰霊の塔の前で献花台やテント、椅子がしつらえて正装した遺族の方々が当時の戦争の苦難に想いと祈りを捧げ、今なお戦争の伝承を風化させまいとする沖縄の心に触れることができる。

政府はまだ遺骨収集が未だ終わらないこの土地の土砂を事もあろうに辺野古新基地建設の埋め立てに使おうとするのだから尋常ではない。誰しも政府の無神経さに怒りを感じるがそれほど戦争は近いともいえる。奄美、沖縄、そして宮古島、石垣島、与那国島の南西諸島ではミサイル配備の軍事基地化が進んでいて、その石垣島を訪れた郵政シルバーユニオンの方々と魂魄の塔に向かう途中で出会い、国際反戦集会で合流できた。

〈2日目 月桃の歌碑~高江~名護>

2日目は月桃の歌碑などに立ち寄りながら一気に北の高江まで車で移動して地元の伊佐村会議員の団結の建物で説明を受けて自転車で南下して名護まで走る。名護では東恩納市議らと交流会を持ち、日本キリスト教団名護伝道所に泊まる。

〈3日目 辺野古の海~ゲート前~キャンプシュワブ>

3日目は辺野古の新基地建設の土砂搬入のゲート前に行くのだが、たまたま日曜日でダンプカーも走っておらず、座り込みの人たちの姿もなく、誰もいないキャンプシュワブは梅雨明けの強い陽射しの無言の空気、新基地建設はいくら反対してもやめようとしない不穏な静けさが感じられた。

辺野古での行動がなかったため辺野古へ行く前に朝一番で名護市議会議員の東恩納さんがグラスボートと言って海の中が覗ける船を自ら操縦して辺野古の珊瑚礁を見せてくれた。読谷村の知花昌一さんの民宿何我舎(ぬーがやー)で恒例のバーベキューと酒を思い切り食した。知花さんが患って案じられたが、一緒に飲食できてよかった。息子さんが立派に後を継いでいる。

〈4日目 チビチリガマ~普天間/大山~嘉数高台公園~空港>

4日目の何我舎での朝食後チビチリガマの見学でガイドも息子さんがしっかり努められた。何我舎を辞して普天間/大山まで走ってここで自転車をたたんで車で嘉数高台公園に立ち寄り那覇空港に戻って来た。ここでお世話になった沖縄ピース事務局長の久保さんと別れる。パッキングを済まして一緒に走った神奈川ピースサイクルの佐藤さんと旅を振り返りながら飛行機を待ち、無事機中の人となった。

623日から26日まで途中で梅雨も明けて、ピースサイクルの旅は慰霊と抗議の土地を巡る傍ら夜には美味しい地元の酒や料理を味わいながら地元の活動家を始め市議会議員との交流を行った。来るたびに新たな発見と想いが生まれる。「うちなんちゅー」と「やまとんちゅー」の壁を乗り越えて「くーすー」を酌み交わせる日が来るのはいつになるのか、そんな想いを強くしながら沖縄ピースを終えた。  報告者 東京ピースサイクル 櫻井郁利

 



2023年7月4日火曜日

2023ピースサイクル東京行動

ピースサイクル東京行動(716日)にご参加願います

岸田政権による軍備拡大、原発政策の大転換、入管法改悪が自民・公明・維新・国民など翼賛勢力により可決されてしまいました。

 私たちは、改憲勢力が多数派を占める国会院内での動向にめげず、人権、反戦反核、反原発など地球上のすべての闘う民衆と連帯し、これまで以上の闘いに立ち上がります。

すでに623日に沖縄ピースサイクルが行われ、これから全国各地においてピースサイクルが展開されます。86広島行動、89長崎行動そして826六ヶ所行動等へつなげるピースサイクル東京行動になります。

日程は下記の通りです。是非皆さんお忙しいと思いますが、「汚染水を海に流そうとしている」東京電力本店前(新橋駅より5分)だけでも参加お願い致します。自転車隊の参加だけでなく車、徒歩での参加も歓迎です。参加できる方はご連絡ください。

 

716日(日)の行程》

930 江東区、夢の島 第5福竜丸展示館集合

1000 出発式

1015 出発

1115 銀座

1130 経産省テント訪問、首相官邸前

1200 昼食

1300 東京電力本店前(汚染水流すな! 抗議文手交)

1330 東京電力出発

1530 川崎中原区平和館到着予定

終了後反省会を予定しています。(東京ピースサイクル代表櫻井郁利)