浜岡原発とピースサイクルの意見交換
質問と要請事項 2026年5月22日
ピースサイクル浜松
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
ピースサイクル神奈川ネットワーク
中部電力への質問
中部電力は2026年3月31日、浜岡原発の基準地震動のデータ不正問題の報告書を経産省と原子力規制委員会に提出した。
基準地震動のデータ不正は、遅くとも2012年頃から行われ、中電は基準地震動の策定にあたり、計算条件を変えて20組作成した地震動の中から、最も平均に近いものを「代表波」にしていると規制委員会に説明していた。
しかし実際には、20組の地震動のセットを多数作成し、そのうちの1セットから「代表波」を選んでいた。この不正手法に対し中電社内では2018年以降、問題視する指摘が複数回あったにも拘らず、改められなかった。
また、基準地震動策定の具体的な手順などを定めた個別業務計画も、社内規定に反して作成していなかったことも明らかになっている。
① そもそも、基準地震動とは何か? 資料を提示して説明されたい。② 係争中の浜岡原発の運転差し止め裁判で、基準地震動の不正なデータ
が証拠として提出されていることは大問題だ。中電の見解は?
③ 中電の林社長は3月の記者会見で、規制委員会から指摘されている
「不正」の言葉を使わない「不適切事案」と表現し反省の言葉がな
く、1月5日の記者会見とは明らかに意識が後退した。そして、「不正
と言えるかどうかは、第三者委員会の調査結果を待ちたい」と記者に
答 えた。
ア、 第三者委員会の構成メンバーを明らかにされたい。
イ、 第三者委員会の調査結果が出るのは、いつごろか。
④ 不正を行う動機が、3月31日に経産省と原子力規制委員会に提出した
報告には一切ないが、何故、データ不正が行われたのか?
⑤ また、規制委員会のチェック機能がなかった理由についても、触れられていないが何故なのか?
中部電力の「原子力事業からの全面撤退」を求める要請
以下の要請項目に対して真摯に対応し、文書回答をされたい。
① 犯罪的なデータ捏造を行なった中部電力は、原子力事業者として求められる最低限の資質に欠けていることから、規制委員会での再稼働に向けた3号機・4号機の適合性審査を取り下げること。
② すでに廃炉作業を進めている1号機・2号機に加えて、3号機・4号機・5号機を廃炉にし、中部電力は原子力事業から全面撤退すること。
③ 中部電力は、原発が存在すること自体が、ウラン発掘から原発稼働~廃炉そして何十万年にも及んでの保管によって、放射能被ばく・放射能汚染が必ず存在することを考えて、原子力事業から全面撤退すること
。
④ 中部電力は、廃炉作業をする従事者に対して、被ばくを最小限に留めるように、労働環境を整えることを第一義に考えること。
⑤ 中部電力は、原子力事業から全面撤退して以降、近隣市町の住民と話し合う「タウンミーティング」を実施し、どのような会社を創っていくのか相談すること。