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2024ピースサイクル

 

2022年8月26日金曜日

2022六ヶ所ピース、仙台~石巻~女川№1

2022六ヶ所ピース、仙台~石巻~女川 

自転4台で走破(821日,22日)

女川原発再稼働許すな!鳴り砂の海を守れ、

人口減少すすむ津波被災地訪問

【被災地女川町から原発ヘ】

女川町は、東日本大震災時20mの津波が襲来し、800名の犠牲者、9割の住宅が被害を被った当時人口1万人余りの町です。被災から11年が経過した中で、駅舎にはお風呂があり、港も整備され、駅から港までの観光客をあてにしたモダンなお店が並んだ町に変貌し、一見復興したかのような街並みになっています。しかし、人口は6千人余りに減少し、豪華な町役場だけが威勢をたもつ町になっています。

そうした町で女川原発では20242月の2号機再稼働を目指し、周辺道路の拡張工事と並行し、防潮堤の工事などが行われています。当初再稼働は22年度中と発表されていましたが5度目の延期。ピース隊が訪れた原発対岸の小屋取から見える工事では大型クレーンが林立し、数台の工事車両が防潮堤の地盤整備工事を進めている姿が見て取れました。地盤が軟弱で工事をやり直しているとのこと。再稼働費用は膨らむ一方のはずですが、東海第二再稼働に向けた支援も表明。地震が頻発する中で、原発を再稼働する不安は住民の間にも広がっています。

こうした中で岸田内閣は、これまでの原発政策を転換し、新増設や60年運転延長などを盛り込んだ選挙公約でも触れなかった原発推進政策を発表。女川もふくめ17基の原発を動かそうとしています。電力ひっ迫の危機解消には電力供給の調整が難しい(出力調整は事故を誘発する)原発を増やして解決策にはなりません。

ましてや工事を早め、安全審査も手抜きし、稼働させるなど到底許されることではありません。すでに再稼働した老朽原発すべてで事故をおこし、頻繁に止まっているのが原発の現状です。

私たちピースサイクルは東海村を出発し、現在六ヶ所をめざし走行中です。原発いらないの声を少しでひろげ、列島いたるところで多くの住民の皆さんとつながる輪をつくり出していきたいと思います。

2022六ヶ所ピース、仙台~石巻~女川№2

【松島の坂を難無く越え、航空自衛隊松島基地近くを通過】

仙台を出発し1時間半、松島の手前のだらだら坂を4台の自転車は難なく走破。

暑さもそれほどではなく、トラックが気になるが順調な走行だ。自転車のトラブルもなくしいて言えば、東松島の薬局「薬王堂」でシップ薬を購入した橋本さんの足が気になるところだが、新車に慣れたころにはそれも心配にならないだろう。

 41キロ地点の小野(東松山)3回目の休憩。矢本の航空自衛隊松島基地の近くを通過し、12時半には石巻のホテルに到着しました。

 この日、女川原発まで自転車で走行することも検討しましたが、仙台から走ってきた西さんも自転車で引き返すということもあり、石巻~女川~原発までの往復50キロ以上、4時間余りの走行は無理をせずサポートカーで走破することになりました。

2022六ヶ所ピース、仙台~石巻~女川№3

22()8時30分仙台東口出発~石巻へ】

前泊地の福島から3台の自転車で到着したピース隊(橋本、櫻井、竹浪)21()16時過ぎ、仙台東口のホテルに到着。ホテル前では宮城の3名の仲間と東京からこの日合流したサポートの沼倉が出迎えた。昨年は東北電力本店への申し入れを行い、日曜日にもかかわらず本店で受け取ってもらったが、今回はこちらの準備不足もあり、申し入れ行動はできず、来年にむけた課題となりました。

仙台の仲間と夕食を共にしながら、女川までのルートの確定を相談。宮城金曜行動の西さんが昨年に引き続き石巻まで自転車走行していただけることになりました。

ルートは仙台から松島をとおり石巻までの約50キロの45号線を走ることになり、仙台からのサポートカーも伴走していただけることになり、津波被災地の仙台郊外を松島に向け走り出しました。

2022年8月20日土曜日

2022六ヶ所ピース、東海村からスタート(8月19日晴れ)№2

1911時東海村村役場】

いわき市へむけ出発した自転車隊を見送った1日行動のメンバーは、東海村役場前で宮川伸前衆議院議員(千葉13,鎌ヶ谷市、柏市、白井市、印西市、船橋一部、栄町、酒々井町、冨里市)とおち合い、11名で村役場防災原子力課の担当者との会見交渉に臨みました。

 私たちは事前に12項目の質問事項と3項目の要請事項を提出していましたが、村から文書回答を頂き、約1時間の質疑応答を行いました。

 宮川前議員は、「国会でも経産大臣に避難問題で質問しているが、事業者に任せているというような曖昧で抽象的な答弁を繰り返し、事業者は避難問題に対して責任ある回答は行わない。東海村は住民の命を守る責任があり、避難ができるかどうかはっきり言う必要があるのではないか。現場で定量的な数字で示し、これができなかったら住民は守れないとはっきり言うべきだ。ぜひ、村当局に頑張っていただきたい」と要請しました。

 会見後、平田さんとも合流し、自転車3台とともに、原電との申し入れ場所に向かいました。

2022六ヶ所ピース、東海村からスタート(8月19日晴れ)

2022六ヶ所ピース、東海村1日行動に16名参加。一日行動参加、自転車6

東海村からいわき市に約80キロの行程を3台の自転車で向かう。

191030分東海駅駅前】

819()茨城県東海村から六ヶ所村に向かう〈2022六ヶ所ピースサイクル〉が

スタートした。これまでうだるような暑さが続いていた首都圏の天候も、この日は澄み切った夏の雲に風が吹き、東海駅に集合したピース隊のメンバーは、支援者が到着する前から

すでに自転車の整備に取りかかっていた。メンバーは橋本、櫻井、竹浪(青森)、佐藤、土屋の5名。サポートカーも青森から来ていただき、準備は整った。

 1030分には松戸から車2台で駆けつけた東海村1日行動のメンバー7名、佐倉市からの支援者、そして東海村村議会議員の阿部功志議員も駆けつけてくださり、駅前で簡単な出発式が始まった。

 東海村から六ヶ所へ27年走り続けている橋本輝之さんは、「今年原燃は26回目の再処理工場の操業延期を発表したが、私たちの申し入れ書に対しても回答を拒否してきた。許せない。もはや再処理事業は撤回していただく以外ない。全国各地の再処理やめよの声を、届けるためペダルを踏み続け、六ヶ所に向かいます」と挨拶。橋本、櫻井、竹浪の3名は80キロの工程を走破すべくいわき市に走り出した。

 1日行動のメンバーは佐藤、土屋2台の自転車と11時からの東海村役場での会見会場に向かいました

2022六ヶ所ピース、東海村からスタート(8月19日晴れ)№3

14時日本原電東海事業本部申し入れ】

 東海村のレストランチロリの村で昼食のお弁当を頂き、私たちは原電への申し入れ場所―東海事業本部へ向かった。事業本部は東海村役場裏の目立たない場所にあり、車で場所をみつけるのに苦労したが、建物の上部に赤い原電マークを見つけ、なんとか時間までに到着。

 原電は、コロナを理由に本部建物内での会見を拒否し、なんと建物入り口前の通路でのやり取りとなりました。原電側が3名の担当者が応対しに出てきましたが、誠意ある受け答えは全くなし。原電側の「再稼働は決めていないのでこれ以上のお答えはできかねます」という返答に怒り爆発。私たちは原電から頂いた文書回答では2350億円の安全対策工事費が必要と明記されている。東海村からの文書回答でも東電などからの資金支援が明記されている。

明らかに再稼働を前提とした工事だ。回答拒否の姿勢は住民や国民をだますことになる。原発の運転-再稼働にとって国民との信頼回復が必要だと原電も言っているではないか。と追及。約40分の申し入れ行動でした。

 前日には、千葉沖、福島沖、沖縄近海でも地震が起きています。列島いたるところで地震が頻発しているにもかかわらず、危険な老朽原発-東海第二原発の再稼動や廃止措置が70年かかる東海再処理施設で高レベル廃液(使用済み燃料を化学処理した後の廃液)をため込んでいる東海村での再稼働は絶対に許せません。

 

2022年8月12日金曜日

8月11日、四国電力伊方原子力発電所ゲート前にて申し入れをしました。

 



四国電力株式会社 取締役社長/社長執行役員

長井 啓介 殿

 

四国電力株式会社の企業理念に関して申し入れます

 

「変化を恐れず、多様な意見に耳を傾け、素早く決断すること」をご本人の信条とし、四国電力株式会社の「目指すべき企業像」の実現に向け、日々ご尽力なされていること、特に、貴社が「快適・安全・安心な暮らしと地域の発展に貢献」をvision‐経営理念とする、その崇高さに敬服するものであります。気候や文化、自然環境を共有する瀬戸内海を望み、周防灘を隔てた隣県である大分県に住む者たちはその信条や理念が正しく実行に移されているかどうかを注視しております。

20113月、東京電力福島第一原子力発電所事故が起きました。津波の危険性を予見していたにもかかわらず防災上の対策を怠っていたことも、数ある原因の一つだったことが明らかになりました。その結果、命や健康や住む場所やそれまでにあった風景はことごとく奪われてしまいました。

貴社は、『地域と共に生き、温もりと安らぎのある快適なくらしを、地域と共に歩み、技術と情報がひらく新たな価値を、地域と共に栄え、夢と活力のあふれる四国の未来を、求めつづける人間尊重企業』を「目指すべき企業像」として掲げています。しかし、原子力発電事業は、この崇高な企業像を貶めるものです。

原子力発電事業を続け、事故が起きた時には「想定外」を言い訳にして、その責任を逃れようとする企業と、どうして共に生きることなどできるでしょう。原発は安全であるとの誤った情報をふりまき住民をだまして原発建設を行い、稼働を続けようとする企業と、どうして共に歩むことなどできるでしょう。多額の補償金をチラつかせ、原発建設の賛否によって住民を分断した企業と、どうして共に栄えることなどできるでしょう。ひとたび事故が起きた時、真っ先に被害を受ける私たち、瀬戸内海を囲む中国・九州・四国の住民の訴えに真摯に向き合うことをせず、伊方原発のゲート前で、半ば門前払いのような対応をする貴社の社員のどこに人間尊重の態度があるというのでしょうか。

 

私たちは以下のことを貴殿に申し入れます。

 

1、原子力発電施設は、ひとたび事故が起きた時、それまでの命、健康、暮らし、自然、文化をことごとく奪う。ゆえに、原子力発電による電気エネルギーは決して「最良」ではない。原子力発電以外による電気エネルギーの提供をすること。

2、現存の原子力発電施設の廃炉事業を他の電力会社に先駆けて行うことは、「未来への飛躍」そのものである。現在稼働中の3号機を停止し、1・2号機とともに廃炉作業を始めること。

3、原子力発電に依存する会社経営をこそ変革すべきである。独立した企業の自律性を発揮し、創造的な発想で原子力発電事業から撤退すること。

4、親しまれ、愛される地域の一員となるべく、原子力発電に対する不安や異議について真摯に受けとめていくこと。

以上。

 

2022811

ピースサイクル全国ネットワーク

ピースサイクルおおいた 代表