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2024ピースサイクル

 

2023年8月14日月曜日

2923長崎ピースサイクル報告

 8月7日 唐津出発~玄海原発~伊万里市~佐世保

 8月8日 佐世保市出発~ハウステンボス~大村市~諫早~長崎市

 8月9日 長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼集会参加~長崎平和資料館館長に

      








平和メッセージを届け~爆心地公園での集会

8月7日〜9日にかけて長崎ピースサイクルは、大型台風6号が沖縄からUタウンし九州に迫るという中で開催されました。6日に飛行機で福岡空港へ、そして夕方5時に唐津到着。玄海原発反対唐津事務所に一泊をお願いし、原発反対て闘う仲間と3年ぶりの再会でした。

今年の長崎ピースサイクルの予定は、7日朝、唐津事務所を出発(7時30分)→玄海原発申し入れ(9時30分)→伊万里市で昼食佐世保市のコース。8日は、佐世保市出発ハウステンボス大村市諫早長崎市のコースで、夕方は「8・8平和を考える長崎集会」と講演に参加。9日は、長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼集会参加長崎平和資料館館長に平和メッセージを届け爆心地公園での集会の参加が企画されていました。

7日、8日は台風がそれたことで雨に当たることもなく予定通り取り組みました。また9日は台風が極接近で、雨も降ったものの爆心地集会が中止となったが、他の行事は取り組まれ、無事メッセージを長崎平和資料館館長に手渡すことができました。

88集会」の中で、講師の新田さんは、広島の基地の状況や新しい艦船の情報をプロジェクターを使い目からも学べる講演会となりました。また、会場からの意見では「私たちは、戦争体験者から戦争の話を直接聞けたが、これからはそうはならない。反戦平和の取り組みを若い世代にいかにつなげていくか課題だが、まずは一歩を」という言葉には納得。もうすぐ78回目の8月15日、敗戦記念日は追悼だけではなく老若男女学びの一日にしたいものです。

                   報告 神奈川ピース 佐藤修作

 

2023年8月10日木曜日

【報告】常磐線ルート

ピースサイクル2023千葉ネット(常磐線ルート)の報告

広島に向かう最初の行動の千葉ネットの報告です。ピースサイクル運動が始まってから39年目、常磐線ルートが始まってから34年目です。今年は7月13日(木)、14日(金)の2日間で実施しました。8自治体と下総基地への申し入れ行動。

 市役所訪問は、4月下旬に4項目33の質問を出しました。

1項目.ロシアのウクライナ侵略戦争と「台湾有事」を口実にした「安保3文書」の閣議決定。法整備と軍事予算とこれまで長年にわたって取り組まれてきた非核都市宣言による平和施策の取り組みとの関連性は(10項目の質問)。

2項目.3年余のコロナ禍体験によって、市民の命と暮らしを守る多様な施策を今後にどう生かしていくのか(8項目質問)。

3項目.政府は、福島原発の過酷事故が収束もしていない中で、気候危機対策として原発の積極的推進政策、気候危機対策で原発の推進が役立つと思われますか(7項目質問)。

4項目.213月、水戸地裁の「半径30キロ圏内の94万人の避難は困難、よって運転の差し止め判決」を受けて、「広域避難受け入れ協定」はこの一年間で具体化されましたか(8項目質問)。

  質問時間は各45分間。1項目目の国の施策については、4つに自治体が危惧を持っている回答。4つは国の施策について回答はできないと対等の立場を放棄していました。

  1日目の自転車隊は3名、2日目は4名でした。参加者数は、8自治体で職員数は89人、ピース側は73人でした。けが人は出ませんでした。

 



速報 ピースサイクル2023愛知

速報 ピースサイクル2023愛知

猛暑の三日間 静岡~愛知~岐阜 平和のリレー 広島へ

ピースサイクル2023愛知は、726日~28日にかけて取り組まれ、猛暑の中ではありましたが、無事岐阜にリレーすることができました。自転車で走った人サポートした人、地域で迎い入れ、送り出してくれた人、街宣車を運転した人、マイクでピースイクル運動、平和、脱原発、反戦を訴えた人、みなさん、お疲れさま、でした。

詳細は、11月の全国総括会議に向けた「愛知からの報告集」でまとめられますが、主な経過を速報としてお知らせします。



726日(水) 豊橋~陸自豊川駐屯地~岡崎を走る

今年もピースサイクル全国運動2023の一つ、東海道筋から中国道筋を走る、東京発85日夕方広島着の自転車リレー、その静岡・浜松から愛知へ。豊橋で担当の岡崎実行委員会がリレーを受けて愛知の実走が始まった。

 例年のごとく、豊橋公園で浜松チームと合流してリレーを受け、午後1時に自転車隊4人、サポート3人、車2台で出発し、210分頃から陸自豊川駐屯地での申し入れを合同で行い、その後浜松チームは帰路についた。

自転車3人、サポート一人の岡崎チームは、国道1号線と並行する旧東海道の御油の松並木・赤坂宿のルートで岡崎に向かって走り続け、午後5時前にはこの日の実走を終えた。

かつては、こうした実走、申し入れに加え、旧豊川海軍工廠の記念館「桜ヶ丘ミュージアム」の見学、その海軍工廠が米軍・B29の空襲(194587日)を受け壊滅し、2700人余と言われるほど多数の死者を出したが、豊川稲荷神社近くのその慰霊碑のある場所を訪問し慰霊、もう一つは、「豊川海軍工廠平和公園」というのもあり、そこは旧第一火薬庫のあった場所なのだが、見学したこともあった。

ちなみに、豊橋から西に向けて空自小牧基地で岐阜にリレーするルートは、現在の岡崎から豊田市、日進市経由の「北ルート」一つだけではなく、「南ルート」では、蒲郡市、安城市、刈谷市(境川流域下水道反対運動)、旧米軍依佐美送信所、名古屋市(三菱重工・大江工場)を経由したルートもあった。

それらは、炎天下で汗をかいてひたすら走るだけでなく、普段訪れることのない反戦・平和に関連した場所へ、サイクリングの楽しさも加味されて走ったのだった。

多分全国各地のピースサイクルも同じような内容が加味されているのではないだろうか。こうして、ピースサイクルは「反戦・反核・平和・人権」を掲げ、自治体、基地、原発関連での申し入れと戦跡の訪問見学、地域運動との交流を進めているのである。新しい若い人の参加を望みたい。


7月27日(木) 岡崎~豊田~日進~名古屋を走る

今日も連日の猛暑の続き。とりわけ豊田市周辺は、今夏はしばしば県内最高気温が伝えられていたから、今日も実走者は大変だったであろう。実走チームは昨日の岡崎チーム3人に豊田から日進までは、女性一人が加わり先頭で道案内をした。彼女は単身で、広島まで自転車で走った経験を持つ。

この日、岡崎を8時には出発して矢作川を遡上するようにして国道、堤防道路を使って豊田市に向かい、10時頃から豊田市民の会と共に豊田市に申し入れの回答と質疑を交わして豊田を出発、予定をやや遅れて日進市に到着した。

日進市では、日進市民の会の主催する交流会そしていつも華やかでおいしい昼食会、その後、市の担当課長から歓迎のあいさつと事前申し入れの回答及び広島、長崎両市長宛の、近藤市長からのメッセージを受け取った。

交流会では「次期課題としてこの炎天下を自転車で走ることへの本人の心配、ご家族の心配などから次年度の方法を検討する必要あり。他の方法も加え、ピースサイクル愛知の新しいやり方も付け加えてはどうか。例えば、折り鶴をピース愛知の名前でも広島に届ける。丹羽さんが取りまとめているので次年度からなら送るときにピース愛知の名前のものも送ることはできるなど、高齢化対策も。などの意見が出た。

予定では、散会後日進図書館での「平和の集い」の見学とあったが、時間が経過していたので3時前には名古屋チームは、中電本店に向かって出発した。ここからはサポートを兼ねて街宣車が同行した。

自転車の一行は4人で出発し、途中で一人は都合で抜けたが、これまでの天白川の堤防道路と違って、歩道のない県道を平針まで出て、そこら西進して植田西、八事経由、旧飯田街道をたどって午後4時過ぎに中電本社に到着。

今年から中電側の担当者が代わったが、ピースサイクルからは6人が参加し、「リニア開業に伴う、浜岡原発の再稼働の可能性を問う」「東電の汚染水海洋放出について中電の見解を問う」、政府の「原発回帰」が顕著であるが、「原発に代わる再生可能エネルギーの拡大に注力すべきと思うが、見解を問う」という内容の申し入れを行い、回答を受け、質疑を行った。5時過ぎに明日の予定を確認して解散した。


7月28日(金)名古屋~空自小牧基地、ここで岐阜にリレー

 ピースサイクル愛知の最終日は、午前830分から名古屋市への申し入れから始まった。

 名古屋実行委員会から10人、市側から2名が市庁舎前で向き合い、名古屋の代表が「名古屋市への要請と要望」を記した申し入れ書を読み上げて手渡した。

 その内容の一部は、河村市長が前言を翻した「徳山ダム導水路」計画について、また「リニア新幹線」について、が市政に関してのもの。次に、「日米地位協定」の抜本的見直しについて、愛知県下でも扶桑町議会、岩倉市議会が採択した例があるが、中部の中心都市・名古屋市としての見解を問う。もう一つは、これも国政に関する課題「原発」についてであるが、名古屋市として「再生可能エネルギー」政策の推進に寄与すべきではないか、と見解を問うた。

 以上の申し入れと共に、広島市長、長崎市長、沖縄県知事宛メッセージの発出を要請した。

 次に、隣接する愛知県庁に向かった。ここでも県側は2人、ピースサイクル側11人が参加した。

 大村秀章知事あての「要請と要望」の内容は、「愛知県の平和行政」について。知事がリニア新幹線推進期成同盟会の会長を務めているが、その内容について、を3点に亘って県の姿勢を問うた。次に、名古屋市と同様の「日米地位協定」の抜本的見直し、「原発」について、県として見解を求めた。名古屋市と同様に、広島市長、長崎市長、沖縄県知事宛メッセージの発出を要請した。

 午前940分頃、自転車6台、街宣車にサポーター3人、炎天下の中を元気に小牧基地に向かって走り出した。

 県庁を出発した一行は、国道41号線に出て北上、途中から県道102号にのり、名鉄小牧線に沿う形でさらに北上して豊山町(イチローの出身地)と接する春日井市を抜け、空自小牧基地へ。この間は約13㎞、1時間余の道のりであった。

小牧基地では、岐阜ピースサイクルのメンバーと合流、渡部 琢也基地司令宛ての申し入れ書が読み上げられた。

その内容は、沖縄でのヘリ墜落で10名の殉職、岐阜での自衛官殺傷事件で3人の死傷者ついて取り上げ、哀悼の意を表し、併せて政府の集団的自衛権行使の容認、南西諸島への軍備の拡張など、それは自衛官の命を軽んじる政策ではありませんか、と投げかける前文を掲げ、「一連の戦争政策について」問う。「具体的に進む戦争準備」について、司令として考えをお聞きしたい、とした。

この後、岐阜の仲間にリレーし昼食をとった後、愛知から自転車1名と街宣車が同行し、最初の訪問地、空自岐阜基地に向けて出発していった。 (729日 阪野 記)

 

2023年8月3日木曜日

【報告-1】2023神奈川ピースサイクル 〈7月17日~20日〉

「ブレーキかけろ! 軍拡・増税・再稼働 憲法守って命と生活最優先」

神奈川ピースサイクルは、7月17日から4日間、自転車のリレーで、反戦平和を求め、環境問題を考え、安心して暮らせる社会を目指す取り組み、2023神奈川ピースサイクルを実施しました。神奈川の今年のテーマを、「ブレーキかけろ!軍拡 増税 再稼働 憲法守って 命と生活 最優先」とし命と暮らしがおろそかにされる社会はダメという思いを掲げ取り組みました。

【7月17日】 川崎平和館~国見駅弾痕跡~横浜ノースドック~          三沢町の戦没者慰霊碑~厚木空神社~厚木基地~高座渋谷教会 

9時から川崎市平和館前で、東京ピースサイクルからの平和への思いを引き継ぎ、平和館館長の出席を得て出発集会は開催されました。集会には、小内神奈川県労働組合共闘会議事務局が参加、連帯の挨拶を頂き、そして館長より激励の言葉と川崎市長のメッセージを披露していただきました。当日の平和館では、「戦争ポスター展〜戦意高揚と戦争協力〜」が開催されていたものの時間の都合で見学することが叶わず残念でしたが、ピースサイクル隊は仲間に見送られてスタートしました。                            (写真、川崎出発集会)

この日の気温は37度を超える猛暑、熱中症にならぬよう対策を取り安全第一を確認しスタートしました。川崎平和館から鶴見線国道駅で機銃掃射の弾痕跡を見学。米陸軍横浜ノースドックで揚陸艦を見学。横浜三沢町の戦没者慰霊碑、厚木空神社を見学。そして、厚木基地への申入れ、最後に~での交流会を行いました。

厚木基地申し入れでは、会員の協力を得て初めて英文の申し入れ書を手交できました。また夜の高座渋谷教会での交流会では、「アフガニスタン用水路が結ぶ恵みと平和」を上映、ワルシャワ会の闘いと中村哲さん勇壮を見ることができました。(写真 自転車で走るピース隊)

【7月18日】 高座渋谷教会~綾瀬市役所~大和市役所~座間市役所~     海老名市役所~厚木市役所~伊勢原市役所~秦野市役所~渋沢教会

 高座渋谷教会に宿泊し、6時起床、7時食事&朝のミーティング、8時20分出発しました。お世話になった牧師と記念写真を撮り出発。この日は市町村訪問の一日でした。爆熱の天気予報が出ていましたが、教会の方に見送られスタートしました。綾瀬市役所大和市役所座間市役所昼食海老名市役所厚木市役所伊勢原市役所秦野市役所と7市町を訪問し、渋沢教会へと走りたどり着きました。

  






行程での各役所では到着集会を開催、コロナが5類に変更後の平和事業の取り組みについて伺うなどしました。伊勢原市役所では伊勢原市職員組合の方からの激励の差し入れを頂くなど暑さが吹っ飛び、ピースサイクルの仲間も元気を頂くことができました。

 

【報告-2】2023神奈川ピースサイクル 〈7月19日~20日〉

【7月19日】 松田町役場~開成町役場~山北町役場~南足柄市役所~

        小田原市役所~焼津

 宿泊所の渋沢教会を8時30分に出発し、松田町役場開成町役場山北町役場昼食南足柄市役所小田原市役所へと自転車を走らせ、小田原駅新幹線口で車と電車に分かれ焼津へ向かいました。この日、5自治体を訪問し、その後焼津への移動となりました。

前日に続く猛暑でしたが、この日最初に訪問した松田町では町長と職員皆さんに迎えていただき3日目の疲れも飛びました。暑い中での行動なので熱中症対策は十分に施していましたが、自転車の転倒事故が発生してしました。けがはかすり傷、軽傷で済みましたが、その後の自転車走行はこれまで以上に安全第一で進むこととなりました。

午後は南足柄市役所から始まり、金太郎牛乳の差し入れがあり、濃い味牛乳を楽しみました。この日の最終到着地の小田原駅新幹線口で、車と電車に分かれて移動し宿泊所の焼津マリンパレスで合流しました。宿の温泉で一日の汗を流しその後、宿のそばの居酒屋で夕食兼交流し明日の鋭気を養いました。

【7月20日】 焼津~浜岡原発

 6時起床部屋の窓を開け天気を確認。すでに太陽はガンガンと窓を照らし、開けた途端に部屋には強い日差しと熱風が舞い込んできました。そそくさと窓を閉め出発の準備に入りました。7時30分朝食、8時30分出発し、45キロ先にある浜岡原発へ自転車4台サポートカー1台は向かいました。

 主に国道150号を走りるのですが、道は平坦、海沿いを走るコースでした。厳しい直射日光と高い堤防がなければ快適なサイクリングなのですが、この日も日差しが強く、また2011年の東日本震災以降堤防の嵩上げで海が隠れています。11時30分浜松ピースとの待ち合わせ場所のなぶら市場に到着、昼食と暫時の休憩を取りました。

 午後12時10分、浜松ピースサイクルと合流しました。合流後自転車の整備、そして申入れ対策会議を開催。浜岡原発の現状、中部電力の姿勢などについて参加者は意見を共有し準備を進めました。13時になり原発に向けて出発、6キロ自転車で45分、原発に到着し申入れ会場に向かいました。     

昨年は電力館に一歩も踏み入れさせない、かたくなな姿勢で対応した中部電力でしたが、森下さんの尽力で今年は、会議室を用意していました。

 ピースサイクル浜松、浜岡原発を考える会静岡ネットワーク、ピースサイクル神奈川は「浜岡原発の永久停止・廃炉などを求める申し入れ書」を手交し、意見交換を行いました。意見交換では、原発再稼働の技術的問題や施設の改廃計画やごみ問題、そして安全な避難計画について細かに確認したものの、検討中、現状ではわからないとの回答で、原発稼働への不安は拡大。約束の1時間の申し入れを終え帰路につきました。

 気温37度超えの暑い4日間でしたが、大きな事故もなく静岡ピースへとバトンタッチできたことに感謝しております。「平和は暮らしの原点」軍備強化より外交を優先する社会を目指しましょう。

 〔報告 神奈川ピースサイクル佐藤〕