ピースサイクル2022千葉ネット(常磐線ルート)の実施状況
梅雨が舞い戻ってきたかのような雨天続きの中で、14日(木)、15日(金)の二日間、常磐線ルートのピースサイクルが実施されました。コロナ7波、すごい雨の中で自転車隊は大変でしたが、新しい出会いや収穫もありました。2年間はコロナ対応で、市庁舎のロビーか、庁舎前で20分程度の訪問となっていましたが、今年は8自治体中、4自治体が平常対応、4自治体がコロナ対応となりました。6項目48問の質問を出しました。延べ人数では8自治体の職員78名、ピースサイクル側95名でした。参加していただいた皆様、お疲れさまでした。参加状況をご報告します。
<7月14日・木>
(野田市)
参加者:(職員側)20名 (ピース側)9名
・丁寧な回答で、担当者が回答を終えたら再質問の時間が無く、地元から参加者一名だけの質問となりました。
・老朽化した原発の再稼働について、野田市だけは「東海第二原発は、東日本大震災で被災し、外部電源を喪失するなどして冷温停止状態になるまで3日以上かかり、現在もかろうじてその状態を保っているため、地震によってどのような被害を受けているのか不明であり、被害を受けた個所が全て判明し、修繕されるまでは再稼働を見送ることが賢明であると考えている」としっかりした見解を述べられています。
・丁寧な口頭回答までしていただくと再質問をする時間が無くなることが分かり、以降の流山市、松戸市、白井市では、文書回答をいただいてすぐに再質問をすることで、参加者からの質問時間を多く確保することができました。
(流山市)
参加者:(職員側)13名 (ピース側)10名
・野田市の回答と比べてシンプルな回答で流山市民から苦言が呈されました。
・東海第二原発の再稼働については、「国のエネルギー政策ですので、市の意見は差し控えます」で、柏市を除いて右ならいの回答ばかりで、国と対等である自治体の意気が全く見られませんでした。
・「3・11」以降、毎年、子どもの健康被害について「甲状腺エコー検査」のっ実施を求めてきましたが東葛5市が支援をしている中で、流山市だけは国の責任でやるべきと支援を拒否されています。
(柏市)(コロナ対応)
参加者:(職員側)2名 (ピース側)13名
・市長が女性市長になり、議会傍聴などが多くなっているとのことですが、議会答弁と私たちの回答に表現の違いがあることが内田市議によって指摘されました。
(松戸市)
参加者:7(職員側)23名 (ピース側)13名
・コロナ禍7波の中で、PCR検査の市の補助政策や病床の確保などは取り組まれていた。
・広域避難協定について、水戸市民16000人の受け入れ要請をされているが、コロナ禍での受け入れは7200人であることを水戸市に伝えているとのこと。
<7月15日・金>
(我孫子市)(コロナ対応)
参加者:(職員側)2名 (ピース側)9名
・ピースメッセージが初めての訪問からピースサイクルだけでなく、広島市長、長崎市長にも出してくれる唯一の自治体です。
(印西市)(コロナ対応)
参加者:(職員側)2名 (ピース側)9名
・これまでピースサイクル宛てのピースメッセージを提出されない唯一の自治体でしたが、今回の懇談で、来年は検討するとの前向きな話が出ました。
(白井市)
参加者:(職員側)14名 (ピース側)17名
・訪問8自治体の中で、一番人口の少ない白井市のピースサイクル側の訪問者が一番多くなっていました。今年も呼びかけ役の柴田議員が公用で参加できないにもかかわらず9名の市民が参加されました。
・質問も地域の課題が次々と提案されていました。
(下総基地)
参加者:(基地側)1名 (ピース側)12名
・今年で17回目の申し入れ行動となりました。毎年対応される司令部監理幕僚ですが、今年4月に変わられ、はじめは硬い表情でしたが、参加者が騒音など入れ替わりに質問されることで、受け答えを少しおこなってくれ、小・中学校の入学式・卒業式には連絡があれば訓練を控えるとの発言もありました。
・来年の質問書作成には、松戸市、柏市、鎌ヶ谷市、白井市などの中に騒音問題の質問を入れることことにしたいと思います。
(鎌ヶ谷市)(コロナ対応)
参加者:(職員側)2名 (ピース側)15名
・一日前にコロナ対応となり、毎年丁寧な回答をしてくれる自治体ですがその回答をじかに聞くことができなくなり残念でした。
2022.7.19 吉野信次(千葉ネット・常磐線ルート)
千葉県北西部8市めぐりの最後は鎌ケ谷市役所
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