6月23日から4日間で開催された、自転車で戦跡をめぐりながら過去の戦争を学び、反戦平和を訴える縄ピースサイクルに参加しました。
梅雨がまだ明けぬ那覇に到着し、23日は、県南部の山形の塔、白梅の塔、ひめゆりの塔、魂魄の塔を自転車で巡り、広島の塔の前広場で開催された国際反戦集会に参加しました。
翌日からは、県北部の「ヘリパットはいらない住民の会」を訪問、大浦湾のサンゴと埋め立て工事の船上見学、辺野古ゲート、読谷村チビチリガマ慰霊を見学。嘉手納基地や嘉数台地から普天間基地を見学しました。そして国道58号を自転車で走り那覇に帰るコースで取り組まれました。コロナ渦で中止を強いられていた沖縄ピースサイクルの再開は、戦争の悲惨さを再確認できた行程でした。
〈6月23日 慰霊の日 国際反戦沖縄集会〉
スタートした6月23日は、日本軍が解散命令を発出し組織的戦闘が終わった日とされ沖縄県は慰霊の日と定め休日です。県民、家族が一堂に会し、終戦末期の沖縄地上戦の犠牲となった約20万人を慰霊します。平和記念公園での沖縄全戦没者追悼式はよく知られていますが、県下各地で慰霊祭が執り行われており、県民行事として定着しています。
沖縄の6月23日それは、戦争犠牲者を追悼し悲しむだけではなく、なぜ父母兄弟姉妹が死ななければならなかったのか、なぜガマでの集団自決が発生したのかなどの悲惨な戦争の事実を学び現地を見ることで、戦争がもたらした悲しみや平和の大事さを学ぶ一日なのです。
この日の国際反戦沖縄集会では、南部戦跡土砂採取計画に反対する仲間からの発言、「ヘリパットいらない住民の会」からの発言、普天間基地ケート前で「ゴスペルを歌う会」、「辺野古ブルー」からの発言、「在沖縄ミャンマー人会」からの発言。韓国の市民運動家らの発言など、戦争のない平和な社会を共に創ろうという訴えが続きました。
しかし、昨年2月24日ロシアのウクライナ戦争は、激化の一途で犠牲者が拡大、核兵器の使用も辞さないと発言するなど戦火が拡大しています。また国内では、北朝鮮のミサイル発射、台湾有事などを口実に、南西諸島の基地強化を進め、敵基地攻撃能力の保有さえも現政権は正当化しようとしています。見過ごすことはできません。
私たちは、基地や兵器の強化、敵基地攻撃能力の保有、集団的自衛権の行使ではなく、平和憲法のもとで、武力によらない国際紛争の解決、外交による問題解決を政府に求める行動を国内外の仲間とともに創っていきましょう。 報告 佐藤修作(神奈川ピース)
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