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2025ピースサイクル

 

2025年8月18日月曜日

 玄海・長崎2025ピースサイクル報告 №1

8月6日から9日の4日間で、玄海~長崎ピースサイクルを開催しました。事故もなく無事に開催することが出来ました。ご参加頂いた皆様には大変感謝いたします。

8月6日唐津にて地元で原発反対を闘う仲間と交流

8月6日、玄海~長崎ピース参加者3名(神奈川、大阪)の仲間は、玄海原発反対からつ事務所に18時頃到着し、地元で原発反対を闘う仲間と合流し、交流を行いました。交流では、玄海原発や玄海町が核のゴミ保管施設建設の文献調査を受け入れたことなどで、地元の活動状況などを聞き明日の申入れ対策の準備をし、クーラーの効いた部屋で早めに就寝しました。

8月7日玄海原子力発電所申し入れ

8月7日は、自転車隊は朝7時30分出発し玄海原発に向けて出発しました。この日は雨予想ではあったが、雨の合間を縫って 玄海原発と玄海村を訪れ、申入れを行いました。午前9時から、ピース隊と地元の参加者2名で玄海原発に対して、地震や事故で過酷事故を起こす前にすべての原発の稼働を止めるよう申し入れ、書面を手交しました。担当者からは、上司に報告すると述べ、でそれ以上の答弁はありませんでした。

終了後、玄海町に移動し10時からは、日々危険と隣り合わせで、不安を抱えながら暮らしてきた原発立地住民に、今度は核のゴミの負担まで押し付けるのは余りにも理不尽と、文献調査受け入れの再考を要請し、また意見交換を行いました

しかし、担当者からは、住民を放射能被害から守ろうとする強い気概は感じ取れなかったのが残念でしたが、ピースとしての2度目の要請としては十分に評価できるものと考えます。玄海町の要請行動を終え、伊万里の道の駅へ向かいました。午後12時に長崎から来たピース隊と合流、昼食後佐世保に向かって出発し17時ころ到着しました。

玄海原発に申入れ書を手交中


玄海町での要請と意見交流


佐世保―向かって走る

 玄海・長崎2025ピースサイクル報告 №2

8月8日長崎平和集会

8月8日 天気予報は曇雨で降雨確立50%だったが出発の7時30分頃は曇り。曇り空の中を出発し、長崎を目指す。予定の16時ころには到着しました。途中豪雨が2回、パンク1回がありました。それでも予定通りとは企画が素晴らしい。長崎中央郵便局到着後一度宿舎に向かい、身支度をして8・8平和を考える長崎集会の会場に向かいました。

18時から始まった平和集会では、山田実行委員があいさつに立ち、敗戦80年戦後世代が多くを占めるようになっている。戦争を伝える世代が少なくなって如何に伝えていくか課題となっている。またロシア・ウクライナ、イスラエル・パレスチナ戦争のように世界が不安定になっているが、反戦平和の声を上げていこうと挨拶。

来賓として、渡邉全労協議長、日巻郵政ユニオン中央本部委員長があいさつに立ちました。その後、荒木講師の講演に入り、「核兵器は遺伝子を標的とする非人道的兵器!」をテーマで約1時間話され、非人道兵器と言われる理由について解説がありました。 その後、各地・各団体からの取り組み報告として、ピースサイクルからは、この4日間の取り組みを報告しました。集会は8時30分に終了その後交流会に移りました。

8月9日長崎市への平和のメッセージを届ける

8月9日 朝6時の長崎は豪雨でした。警戒警報にはならなかったのだが、ものすごい雨で、各集会や11時2分からの犠牲者の黙祷行事の開催が危ぶまれたが、運よく黙祷の時間は雨がやみ行事は開催されました。

また、ピースサイクルは、9時から長崎平和資料館館長(代理)に面会し、全国から集まった長崎市への平和のメッセージを届けました。

11時2分の黙祷終了後は、昼食交流会を行い来年の再会を期して帰路につきました。  参加者の皆様大変お疲れ様でした。 〈報告報告:神奈川佐藤〉

8日 山陽館を出発の有志

玄海~長崎ピースを報告する久保さん

・長崎市へのメッセージ手交

ピ-スサイクル2025愛知の報告

726 陸自豊川駐屯地への申し入れ

岡崎実行委員会が、陸自豊川駐屯地への申し入れを行った。ここは例年浜松ピースサイクルと共同での申し入れであったが、今年は事情があって、愛知単独の申しれとなった。

727日 日進市で愛知交流会、県庁まで実走

この日は午後から日進市・市民の会主催の昼食を共にした「愛知の交流会」が開かれた。

 岡崎、豊田、日進、名古屋から約25人、この会を用意してくれた市民の会の代表から、歓迎のあいさつがあり、参加者一人一人が自己紹介とそれぞれ地区での活動などの報告を出し合った。

 私からは、この運動は40年目、愛知は37年目を迎え、一つの区切りに差しかかった。11月の全国会議でこれからについて話し合われるが、これでおしまいということにはならない。首都圏中心の「六ケ所ピースサイクル」「六ケ所ピースサイクル」について話した。

交流会の後、日進市民の会主催の「平和のつどい」に参加した。2024年のノーベル賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)関連、「はだしのゲン」の展示もあった。

午後3時過ぎ、外気温36度の猛暑の中、小型ののぼりを着装した自転車隊4人と街宣車が、20㎞余の愛知県庁を目指して出発していった。

728(月)名古屋の取り組み

午前9時、走者5人と、街宣車に運転手、街宣に4人が参加して、名古屋市と愛知県への申し入れ、その回答の受け取りがそれぞれの庁舎前で行われた。

それぞれには事前に申し入れ文書が送ってあり、今日はその回答書の受け取りであった。最初に名古屋の代表から改めて申し入れ内容が読み上げられ手わたされた。愛知県からは回答書が出されたが、名古屋市は、項目別に各部局に回して対応中であり、まとまり次第回答文書を送るとのことであった。

 午前10時、黄色地に「なくそう!原発  ピースサイクル」の小型の幟を装着した5人のサイクリストが、約13km先の空自小牧基地に向かった。街宣車がそれをサポート、反戦・反核・平和を訴えるピースサイクルの運動を広めた。

小牧基地では文書回答は出なかったもの、去る514日、小牧基地から離陸した航空自衛隊のT4練習機が犬山市の入鹿池に墜落した事故について、謝罪と再発防止策に努める、その他の申し入れついては、上からの指示の基づくもので答える立場にない、と口頭であった。

この日も36度の猛暑であったが、全員無事に完走し正午前には解散し、それぞれ帰路についた。阪野智夫記

 




 

 

2025年7月21日月曜日

2025六ヶ所ピースサイクルのご案内

ピースサイクル2025for六ヶ所

核施設が標的 核燃料サイクル計画の撤退を

 ロシアのウクライナ侵攻で実証、

     「台湾有事」になれば原発・核施設が標的

ロシアのウクライナ侵攻・侵略戦争やイスラエルのパレスチナへのジェノサイド、米国によるイランの核施設への爆撃は許されません。自公政権は、「台湾有事」を想定し、『戦争ができる国づくり』を前面に、軍事費の2倍化、敵基地攻撃能力の保有、沖縄南西諸島の自衛隊ミサイル基地化を強化し、憲法9条を持つ被爆国にもかかわらず、核兵器禁止条約には背を向けています。こうした中で平和を継続するために私たちは何をすべきでしょうか。

六ヶ所再処理工場」の竣工を断念させ、

   核燃料サイクルをストップ!

日本原燃は27回目の再処理工場の竣工延期を公表しています。 青森県内で反核燃の取り

組みに関わる人たちは、今年6月に経産省や原子力規制庁、電気事業連合会等々の推進派に対して、地震と活断層、火山噴火の危険性、航空機墜落事故、石油備蓄基地の火災など劣悪な立地条件の中で再処理・核燃施設の重大事故の危険性を訴える東京行動を行っています、

 最終処分場問題も未定な中で、再処理工場の竣工・稼働などとんでもないことです。ところが自公政権は、エネルギー基本計画などで原発推進政策を強化し、核燃料サイクルにしがみつき、日本の核武装化のチャンスを狙っています。

原発以上に恐ろしい再処理工場の竣工・稼働をストップさせ、核燃料サイクルの中止を求める大きな世論を作り出しましょう。

 

30年目の<六ヶ所ピースサイクル>に参加を!

ここ数年、下北半島の原子力半島化が急ピッチで進められています。六ヶ所の再処理工場を中心とした核燃施設、東通原発、むつ中間貯蔵施設、大間原発等々です。避難計画もずさんな計画だけで下北半島の住民は、大きな災害が起きれば「置き去り」にされようとしています。

私たちは、今年30回目の<ピースサイクル202for六ヶ所>行動を成功させたいと思います。現地でがんばる反核燃の人々と交流し、六ヶ所村・日本原燃本社・青森県庁への申し入れ、反核燃の輪を全国各地に広めていきます。初めての方の参加を大歓迎します

 *ピースサイクル2025for六ヶ所行動

参加希望者は、8月上旬までに下記にお連絡願います。

ピースサイクル全国ネットワーク 

担当;吉野 090-4606-9634

【参加費用】

2 6食、交流会、車代などの費用

大人20,000円 中高生10,000

 《行動予定》

9月27日(土

13:00~六ヶ所村役場到着・到着集会

14:30~昼食

16:00~核燃PR館見学、詳しく説明受ける~

日本原燃本社前での抗議行動

17:00~宿舎(牛小舎)に移動

18:0021:00  夕食後、交流会

 9月28日(日) 

6:307:30朝食

8:0018:00 下北半島行動 牛小舎出発~

「核の中間貯蔵施設」はいらない!下北の会との交流会

~むつ中間貯蔵施設前で申し入れ

~大間で昼食~アサコハウスでの交流会~大間原発建設地見学

~牛小舎到着

19:0021:00 夕食・交流会

9月29日(月)                              7:008:00朝食                                  9:0010:00 六ヶ所村役場への申し入れ                10:3011:30 日本原燃本社への申し入れ               140016:00 青森県庁への申し入れは県議会開催のため困難   県内で反核燃で闘う仲間との交流会                     1:00新幹線・新青森駅に 


                                        

  

2025玄海・ピースサイクル 玄海町への申し入れ書

要 請 書 

       2025年6月6日       玄海町長 脇山 伸太郎 様

ピースサイクル全国ネットワーク            

玄海~長崎ピース 

昨年4月26日玄海町議会は、原発の高レベル放射性廃棄物最終処分場に関する文献調査の受け入れを求める請願を採択しました。これを受けて、国は玄海町に申し入れに来ると報じられました。

「高レベル放射性廃棄物」は、猛毒の放射能が入っており、強烈な放射線を果てしなく長期間発し続けます。その固化体製造直後の場合1500シーベルト/時と言われ、人が近づけば20秒で100%死亡に相当すると資源エネルギー庁も説明しています。

私は六ヶ所村で雨の中、水蒸気を出す高レベル廃棄物の金属にカバーされた実物を見ました!

日本では地下300メートルより深い地層で処分することになっていますが安全に保管できるという確立した技術は、日本のみならず世界にもありません。

フィンランドでは使用済み燃料でさえ、安全になる期間を最低10万年と見ているようですが、地殻変動の激しい日本でその間何も起こらないとは想像できません。このような超危険な核のごみを作り出し続ける原発政策を強引に進めてきた国や電力会社の責任は重大です。  

そして日々危険と隣り合わせで、不安を抱えながら暮らしてきた原発立地住民に、今度は核のごみの負担まで押し付けるのは、あまりに理不尽と考えます。

核のごみ最終処分場の文献調査の受け入れは十分確認する必要があります。4月25日に第6回特定放射性廃棄物小委員会が開かれたそうですが、現在までの状況について教えていただきたく思います。

そのことについて貴職に話し合いを持ちたいと考え、2025年8月7日10時過ぎに4名ほどでお伺いしたいと思います。昨年は総務課の通路での申入れでしたが、向かいの副町長応接室で、30分以上お時間を取っていただきたく要請します。

〈連絡先〉〒101-0061東京都千代田区神田三崎町3-1-1

          高橋セーフビル1Fたんぽぽ舎気付      

     ピースサイクル全国ネットワーク

2025ピースサイクル浜岡行動報告

 2025523日 浜岡原発申し入れ行動

ピースサイクルは浜岡原発申し入れ行動で 中電に南海トラフ地震の原発震災を問う!

5月23日、ピースサイクルは浜ネットの人たちを加えた11人で、浜岡原発申し入れ行動を浜岡原子力館の会議室で行なった。

申し入れ行動の冒頭、ピースサイクル神奈川のメンバーが要請書を読み上げて、浜岡原発の社員に手交した。続いて、浜岡原発社員との意見交換を1時間半に渡って行った。意見交換 の内容は、今年の3月に政府の中央防災会議が発表した南海トラフ巨大地震被害を全面的に改訂した想定被害では、初めて複合災害という名称で原発震災の危険性が喫緊の課題であることを踏まえての質問内容にし た。

 

南海トラフ大地震に伴う原発震災(複合災害)について

政府の中央防災会議は2025年3月、南海トラフ巨大地震(東海地震)の発生確率は30年以内に80%で、 南海トラフ巨大地震の被害想定を全面的に改訂し、被害が最大となるケースで直接死が298千人、全壊建物235万棟と甚大な被害になる報告を公表した。

中央防災会議の報告では、南海トラフ地震の津波予想を静岡県で最大31mと予想しているが、浜岡原発が「南海トラフ巨大地震の震源域の真上に立地している」ことから、全機が停止している状況でも複合災害(原発震災)の危険性は変わっていない。

 

中電に、地震や津波の被害は想定外だったとは言わせない!

原発が地震に襲われた時に必ず守らなければならない原則は、「止める」「冷やす」「閉じ込める」の安全三原則だが、全機停止中の浜岡原発では「冷やす」「閉じ込める」ことが出来るのかが問題になる。

2009811日、マグニチュード6.5の駿河湾地震で3号,4号,5号機が緊急自動停止しているが、マグニチュ ード65は東海地震の想定マグニチュード8.0の約180分の1の地震規模だった。 ここで使用済み核燃料の保管に問題が生じる。唯一の地震及び津波対策は廃炉・永久停止だが、停止中の3号機 ~5号機の燃料プールに冷却保管している使用済み核燃料6542体(原爆の材料になるウラン燃料)が、地震や津波によって、原発の配管等の設備が壊れて電源喪失した場合、使用済み核燃料が冷却できなくなれば、福島第一原発と同じく、メルトダウンを起こしてしまう。どう対応するのか?

 

2025ピースサイクル浜岡行動報告

 ピースサイクル浜岡行動報告 中部電力への質問と回答

  1. 【質問-1】 停止中の3号~5号機に冷却保管している使用済み核燃料6542体の問題では、地震や津波によって原発の配管等の設備が壊れて電源喪失した場合、使用済み核燃料の冷却ができなくなれば、 福島第一原発と同様にメルトダウンを起こしてしまうが、 どう対応するのか?
  2. 【中電回答】 「地震や津波で外部からの電気が喪失しても、非常用ディ ーゼル発電機やガスタービンのトレーラーも配備しているので、電源喪失はあり得ない」

*回答の問題点

非常用ディー ゼル発電機やガスタービンのトレーラーが、地震や津波で使えなくなる場合もある。また、仮に使えたとしても 非常用のバッテリー使用時間は8時間程度であり、使用済み核燃料の冷却ができなくなる。それでも、電源喪失はあり得ないのか!

14年前の東京電力は、東日本大震災の原発震災による福島第一原発事故に対して、 想定外だったとの理由で責任を取っていないが、中電も想定外だったと言うつもりなのか!!

 

【質問-1の2】 取水塔の問いについて、浜岡原発の冷却水は、沖合600m.の取水塔から800mも伸びた地下取水トンネルを通じて冷却水を採取しているが、大津波で取水塔が破壊したらどうするのか?

能登半島地震では4mの隆起が起きているが、19mの取水塔は大丈夫か? 津波は圧で1.5倍になるといわれる。取水塔が壊れたらどうするか

【中電回答】 原発の社員は大丈夫だとの説明をした。

 

【質問-2】 廃炉にする原子炉解体の問題で、火災について質問した。

【中電回答】 5月15日の火災は、「地下階の原子炉解体物を補完する場所で、もともとあった設備を解体する作業中に火災が発生した。切断時にグラインダーによって火花が散るので、耐火シートが燃えた。現在調査中なので、分かり次第プレス発表する」との説明

*回答の問題点

グラインダーの火花が耐火シートに飛んで燃えたというが、なぜ耐火シートが燃えるのか?何か隠していないか」。この火災事故ひとつ取っても、1号,2号機の廃炉完了は、17年後の2042年度予定とのことなので要注意だ。

 【質問-3】 避難計画について、自治体への打ち合わせは定期的に行っているが、肝心の住民説明会は行ってはいないとの説明だが、静岡県や御前崎市打ち合わせは定期的に行っているか?

【中電回答】 御前崎市とは計画の具体化及び充実のために毎月、全員協議会の場を持っている。 【質問】 浜岡原発に見学に来られた方、地域の方などの避難計画は? 見学者は静岡の方ばかりではないため、行政が指定した避難所にたどり着ける情報をしっかり提供すべきではないのか。  

見学者100200人(子ども)をどうやって誘導するのか。親との連絡、夜だったら、人数を把握できるのか?

昨年は、中電が見学者の避難はマイクロバスでの地域の避難所に送ると回答あり。

【中電回答】 行政が主導する避難となるので、避難の情報を中電も入手して伝える。

*回答の問題点

見学者の避難誘導は、中電がマイクロバスで地域の避難所に送るとは言っていない。結局のところ、参加者の声は、避難計画は「絵に描いた餅」だなあとガッ カリした。

2025ピースサイクル浜岡行動報告申し入れ書

中部電力株式会社 社長 林 欣吾様     2025 年5月23

          ピースサイクル浜松 浜岡原発を考える静岡ネットワーク

        ピースサイクル神奈川ネットワーク

浜岡原発の3号~5号機の永久停止などを求める申入書

標記の件について、以下の申し入れを行うので真摯に対応されたい。        

              記         

1, 中部電力は、浜岡原発の再稼働を断念して3号機から5号機すべてを永久   停止し、放射 能が低減する100年後をメドにして廃炉にすること。       


, 中部電力は、停止中の3号機~5号機の燃料プールに冷却保管している  使用済み核燃料 6542 体(原爆の材料になるウラン燃料)が、地震や津波の被害で原発の配管等の設備が 壊れて電源喪失した場合、使用済み核燃料が冷却できなくなれば、福島第一原発と同じく、メルトダウンを起こしてしまうという無防備状態になっている。

つまり、東海地震が来る前に早急に対策を取らなければ破滅的な大惨事になることは明らかだ。よって対 策として、プール内に保管中の使用済み核燃料を、安全確保のために高価な費用がかか っても、厳重保管できる金属製のキャスクと呼ばれる容器に移して、崩壊熱を除去でき る設計と、中性子による臨界暴走が起こらない設計を厳重に施して、浜岡原発敷地内の 海岸線から遠い高台の場所に移すこと。


, 中部電力は、原発の再稼働につながるテレビCMは取りやめて、CMの使用料を電気料金の値下げに回すこと。


 , 中部電力は、廃炉する1号,2号機の原子炉解体作業に従事する労働者及び周辺住民の 被ばく対策を最優先にして、廃炉工程を計画すること。


 5,中部電力は、原発の危険性を自覚して、市民の生命を預かっている企業の立場から、市民との対話ができる場を積極的に設ける努力をすること。

2025年6月2日月曜日

2025ピースサイクル神奈川報告〈5月20日~23日

「快走! ピースサイクル神奈川」開催報告

 【報告-1 川崎市平和館~秦野市】

5月20日から23日までの4日間、「2025ピースサイクル神奈川」を開催しました。当日は天候にも恵まれ、5月にしては暑かったが、事故もなく快走できました。多くの皆様のご支援ありがとうございました。

一日目(5/20)は、川崎市平和館館長にご参加をいただき、出発式と川崎市長からのメッセージを受領。地域の仲間からの声援を受け平和館を出発しました。この日は、48年前にアメリカ海兵隊の戦闘機が墜落した横浜市の墜落現地と慰霊碑を見学、さらに61年前、町田駅付近に墜落した現地と、平和を祈る像を訪問見学しました。町田市事故については、当時中学生であった方を講師として招き、当時の状況を伺うことができました。午後からは、2市を訪問平和のメッセージを頂き、最後に、今でも飛行機の爆音をまき散らしている厚木基地への申し入れを行いました。

二日目(5/21)は、県下の6市町村を訪問し、平和のメッセージをいただきました。戦跡巡りでは、相模海軍工廠跡地をお訪れ、当時の状況を資料を見ながら説明を受けました。また、この跡地からほど近い場所の圏央道工事を進めていた18年前に、毒ガスであるイペリットが入った瓶が発見され、今でも警戒を要する地域となっています。

写真1―川崎市平和館

写真2―横浜市緑区米軍墜落犠牲者の

写真3―厚木基地申し入れ



2025ピースサイクル神奈川〈写真〉

【報告-2 写真】

写真4―相模補給賞跡地見学を終えて

写真5―国道246号を伊勢原市に向かって

写真6―善波峠を走破写真4―国道246号を伊勢原市に向かって



2025ピースサイクル神奈川報告〈5月20日~23日〉

「快走! ピースサイクル神奈川」開催報告

 【報告-3 秦野市~焼津市~浜岡原発】

三日目(5/22)は、自然豊かな県西部の6市町村の訪問とメッセージを受領。5月のさわやかな一日を自転車でめぐりました。道行く方々からは声援も聞こえました。

四日目(5/23)は、12時に浜松ピースの仲間となぶら市場で合流。20分間打ち合わせののち、浜岡原発再稼働反対申入れのために自転車でスタートしました。中部電力浜岡原発申入れには、ピースサイクル浜松、浜岡原発を考える静岡ネットワーク、ピースサイクル神奈川の3団体で行い、申し入れ書では、1.浜岡原発の永久停止、2.使用済み燃料の管理について、3.住民説明会を積極的に進めることなど7項目を申入れ、意見交換を行いました。

 この4日間の行動で、15の市町村を訪問反戦平和の活動の要請と平和メッセージを頂き、厚木基地申し入れ、戦跡巡り3か所と地域の方との交流を取り組むことができました。反戦平和、脱原発を体と頭で楽しく学ぶことができました。

 ロシア・ウクライナ戦争、イスラエル・パレスチナ戦争などすべての戦争に対して、直ちに停戦、そして武器で平和は作れないこと、また核と人間は共存できないことをアピール、安全で安心して暮らせる地球を追及していきましょう。

6月11日(水)にミニピースにご参加願います。

ピースサイクル神奈川は、6月11日(水)にミニピースとして、二宮~横須賀間を行政訪問を行いながら実走します。参加大歓迎です。途中参加もOKです。〈報告―神奈川 佐藤〉

写真7―浜岡原発申し入れ

 


 

2025年5月29日木曜日

【報告-1】2025六ヶ所ピースサイクル東海村一日行動

5月9日()東海村一日行動 東海村申し入れ 会見           

                           《東海村庁舎会議室11~12時》

40年目を迎える2025ピースサイクルのスタートとして「東海村一日行動」が行われました。例年、東海村から出発し六ヶ所村へ自転車で走行するルートですが、30回目の今年は

メンバーの体調にも不安を抱えている事情から、やむなく東海村周辺の一日行動に切り替えての取り組みとなりました。

この日、常磐線東海駅に10時に集合した自転車隊は4名。初参加のAさんは、なんと前日の深夜、東京を自転車で出発し、6号線をひた走り、無事東海駅に到着。松戸から車2台で参加した6名の仲間と合流しました。

東海駅ではピース隊を出迎えた阿部功志東海村村議会議員の挨拶、橋本さんの力強い発言の後、自転車隊は村周辺を走行し、東海村役場の会見場に向かいました。

 私たちは3月から、東海村との会見の準備を進めてきました。11時からの会見では、東海村村民生活部長、防災原子力安全課長をはじめ村役場の担当職員の出席を得て、10項目の質問と3点の要請事項について、村からの文書での回答にもとづき、一時間ほど、意見交換を行うことができました。

●東海村との意見交換

【質問-1】 26年前のJCO臨界被曝事故以降、被曝された住民に変化はありますか。

回答-茨城県による健康診断を継続実施している。令和6年度は61名が受診したが、懸念されるような変化はない。

【質問-2】 東海第二原発の防潮堤工事において発生した施工不良が半年後に発覚した。隠蔽されていたと言える。村は工事の進捗状況をどのように把握されているか。

回答-今年3月に規制委員会の審査会合において、原電から、地中連続壁を基礎として使用しないという構造変更の見通しについて説明がなされ、審査が続くものとして認識している。対策工事については、国が審査を行うことにより、住民の安全・安心が確保できると考えている。

【質問-3】 一昨年から火災事故が報告されている。原電の安全文化の欠如が問題だが、村はどのように監視し、指導しているのか。

 回答-令和4年から6年まで3年間に11件火災発生。村としては「ひたちなか・東海事務組合消防本部」において指導、助言を行っている。原子力安全協定を適切に運用することで安全確保を求めていきたい。

【質問-4】 東海村地域防災会議(312月)で決定した「広域避難計画」は住民本位の避難計画だと判断しているのか。

 回答民間施設も活用することで、避難先の取手市、守谷市、つくばみらい市に全村民分の避難所を確保している。また、ターミナル方式を採用することで、バスごとに同一の避難所に避難するなど、一定程度のコミュニティーは維持される。

【質問-5】 一人当たりの避難スペースを2から3㎡にすれば施設が不足する。どのように対策するるのか。避難所の職員配置体制についても問題がある。

 回答-面積については、県が民間事業所などに協力を要請している。国の機関や、大学などにも要請していると聞いている。村職員の配置については、開始後3日程度で避難先自治体から引き継ぐが、要因が不足するため、国や電力事業者に支援を求める。

【質問-6】 能登地震によって、地震や津波の自然災害の下で原発事故が発生する複合災害への対応は不可能だと分かった。村としての対策は考えているのか。

 回答-複合災害については、災害対策基本法に基づき策定している。東海村の住民避難計画は、原子力災害対策指針などで規定される事項を踏まえて策定している。指針が見直され、複合災害の規定が見直される場合は村としても見直す。

【質問-7】3万8千人の村民全員の一斉避難時において、自家用車で避難できない住民、学童、生徒のバスの手配はできているのか。

回答避難車両は県が確保することになっている。バス2,800台、福祉車両100台を保有していることは把握している。県が事業者、運転手に対する研修や訓練への参加を呼びかけている。

【質問-8】 車いすや寝台車移動が必要な「災害時避難要支援者」についての避難計画はどこまで進んでいるのか。

回答-東海村で要支援者として登録している方は98名。うち88名は避難計画を策定している。

【質問-9】 「放射性物質拡散シュミレーション」(231128日県公表)について県の対応は原子力災害の備えとして十分だと判断されているのか。

 回答シュミレーション結果(空間線量率の評価結果)は事例の一つとして捉えるべき。条件しだいでは変化するものであり、目的や条件を示すことが重要。

【質問-10】 東海再処理施設の高レベル放射性廃液について、ガラス固化措置化を目指しているが、どのくらいの期間を要するのか

回答-溶解炉の更新作業を進めており、令和8年度の運転再開を目指し、完了は令和20度末の見通し。

以上の回答ですが、高レベル廃液が冷却機能を失い、放射性物質が大気に拡散すれば、首都圏に甚大な被害が発生するのではないか。東海村としてどう考えているのか問い質しました。村の回答は、原発事故のように高温、高圧での事故にならないので、避難についても5K圏内の対応で十分との国の対応にそって考えているとの返答でした。