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2024ピースサイクル

 

2024年4月21日日曜日

2024六ヶ所ピースサイクルin東海村行動

29年目の《六ヶ所ピースサイクル》in東海村行動

東海第二原発はいらない無理をしても避難困難計画は困難、再稼働を断念すべき

廃炉を求める一日行動に参加しませんか。

◎東海村一日行動スケジュール

● 集合日時/510日(金)午前1030(時間厳守)

● 集合場所/JR常磐線東海駅前 

 (東海村の中を動きますので、自動車可能な方歓迎)         1日行動のスケジュール

1030.・・・・JR東海駅集合/自己紹介とスケジュール周知。 

           ピースサイクル自転車隊いわきへ向け出発

11時から12時・・東海村訪問/日本原電の再稼働・避難計画や

           東海再処理工場について東海村と意見交換

1215分頃~13時・・・昼食

14時から・・・・東海第二原発を再稼働させようとしている

          日本原電への質問書に対する対応・意見交換

1530分から・・東海駅で簡単な反省会                   参加者募集/参加を希望される方、一報ください。参加費実費。    松戸近辺の方は、午前745分JR松戸駅西口徒歩5分、市民劇場脇集合、815分頃出発                                連絡先/ピースサイクル2024全国ネットワーク東海村行動担当  

090-4606-9634(吉野)

日本原電は東海第二原子力発電所の再稼働を本年9月を目途に「安全対策工事」を進めています。30㌔圏内には全国で最多の92万人が住んでおり、避難計画の実効性が問題となり、水戸地裁判決で困難との判断が出されています。千葉県北西地域の東葛6自治体には、水戸市民44,000人の避難者を受け入れる協定が結ばれていますが、具体化できずにいます。

こうした中で首都圏を中心に60ヶ所の駅頭等で「東海第二原発はいらない!」統一行動が2021 9月から始まり拡大しています。

私たちピースサイクル2024全国ネットワークは、39年目のピースサイクルを始めています。コロナ禍、気候危機の中で、これまで進めてきた真夏の行動を見直し、春と秋の行動を中心に進めていくことになりました。

その結果、29年目を迎える<ピースサイクル202for六ヶ所行動>は、前半の東海村行動から福島までの取り組みを510日から12日まで開催することになりました。

これまでの取り組みと同じく、東海村と日本原燃に対して、「質問と要請」を提出します。再稼働直前の行動です。東海村と日本原電に「老朽原発の再稼働」を絶対にしないことを求めましょう。是非参加ください。

 

 

 

2024年4月19日金曜日

2024ピースサイクル 全国各地の行動予定(走行予定日程)

ヒロシマ・ナガサキ・六ヶ所へ 

 39年目のピースサイクル 

全国各地の行動予定(走行予定日程)

平和のメッセージを携え、

ご一緒に自転車で走りませんか!

 

六ヶ所ピースサイクル東海村行動

5/10東海村~5/11いわき出発 5/12原の町出発~5/12福島着

東京ピースサイクル

5/19夢の島「第五福竜丸展示館」前集合出発式~銀座~

経産省前テント訪問~東京電力本店前要請行動~川崎中原区平和館

神奈川ピースサイクル

5/21川崎市平和館~5/22横須賀出発~5/23大和市出発~

5/24焼津市出発~静岡ピースと合流 浜岡原発申し入れ交渉

埼玉ピースサイクル

5/24さいたま市~川越市役所

島根ピースサイクル

5/30雲南市~出雲~境港  

5/31米子~安来~松江~県庁~

6/1島根原発

神奈川ミニピースサイクル

6/17厚木市出発~自治体訪問

沖縄ピースサイクル〈沖縄地域ネット〉連絡先:090-2669-4219(久保)

6/23那覇市国際反戦集会参加~6/24辺野古~6/25名護市~

6/26読谷村

千葉ピースサイクル・常磐線ルート

7/11野田流山松戸7/12我孫子印西白井~鎌ヶ谷~葛飾

三多摩ピースサイクル

7/16空自入間基地・米軍横田基地申し入れ、自治体訪問

7/17陸自立川駐屯地申し入れ、自治体訪問、

7/18,19 自治体訪問4日間で18自治体予定

 ミニピース杉並・世田谷区予定

埼玉ピースサイクル

 7/18自治体訪問 埼玉県庁~さいたま市役所~北本市役所~

     上尾市役

愛知ピースサイクル】〈東海地域ネット〉連絡先080-3284-1124(阪野)

7/26陸自豊川駐屯地申入れ 7/27安城豊田みよし

 日進名古

7/28名古屋小牧岐阜

長野ピースサイクル長野連絡先09072327932(白倉)

7/2728 長野市松代~新潟県柏崎市

大阪ピースサイクル〈近畿岡山地域ネット〉連絡先:090-8572-1413(小田)

8/1大阪出発~8/5広島着

岡山ピースサイクル

8/3申し入れ行動 岡山県、岡山市、倉敷市 8/4新見~高梁実走

長崎ピースサイクル〈長崎地域ネット〉連絡先:090-2513-4007(山田)

8/6唐津交流会()8/7玄海原発申し入れ行動 実走で佐世保に宿泊

8/8平和を考える長崎集会8/9ピースウィーク 長崎市民集会参加

下北ピースサイクル】連絡先:0172-28-0888(道祖土)

8/23大間発~8/24浜関根発~六ケ所村

六ヶ所ピースサイクル女川・六ヶ所行動

9/5福島発~9/6仙台~9/7石巻発~9/8一関出発~9/9盛岡発~9/10八戸発~六ヶ所村着~9/11六ヶ所行動(むつ中間貯蔵施設・大間原発あさこハウス)~9/12六ヶ所村、日本原燃、青森県庁要請行動

国会ピースサイクル

10月4日に実施予定

地域ネット連絡先未記載は全国ネットワーク事務局に問い合わせ願います。

連絡先:080-1012-4661(沼倉)

 *【六ヶ所ピースサイクル東海村行動】の走行日程が

  リーフレット記載のルートから変更されています。

 

 

2023年11月13日月曜日

【報告】 2023「西瀬戸ピースサイクル」—上関〜伊方へ

【報告】 2023「西瀬戸ピースサイクル」

上関〜伊方へ

20231027日~29

上関町、柳井市、伊方原発への要請申し入れ行動を行いました。

 

【10月27日()

9時  柳井港集合

10時 上関町への要請申し入れ(町長対応)

1030分~12時 上関~柳井市 自転車でアピール

13時 柳井市への要請申し入れ(政策企画室:部長対応)

1445分 防予汽船フェリーで松山へ

《上関町への申し入れ》

 西哲夫町長が会ってくれるというので、参加者約10名が町長室に通された。「要請申し入れ事項」読んで渡して、会談になった。

 町長は私たちへの説明の際に、捲し立てて、原発関連の交付金がないと、上関町はやっていけない、新聞記事(中国新聞2023.10.24)にあるように、訪れる人に説明をして理解を求めたいようであった。原子力に頼るしか解決策がない。具体的な方法がないし、町の予算は約35億円、自主財源は18%で55%が交付金(2023年決算)、人口は2000人にまで割り込み、若者が町を出て行く。57%の高齢化率。今年2月に全員協議会の議員で視察に行った。それらから総合的に判断して決めたのだ。

 原子力に頼っての調査の交付金1.4億円ではどうにもならないだろう。再処理できないで現場から、核のゴミを半永久的に受け入れることになり、誰も街に魅力を感じなく流出するのが見えている。中間貯蔵を受け入れないでほしいと主張してきた。

《柳井市への申し入れ》

 対応したのは、総合政策部長の宮本太郎さんでした。柳井広域都市圏(柳井市、周防大島町、田布施町、平尾町、上関町)で考えて行かなくてはならない。市長は9月の市議会で「事前の配慮があってほしい、国、中電の一方的な説明でなく質疑を出し尽くし、安全の限界を見極めたいと」曖昧な態度であった。

 〔写真〕上関町申し入れ行動

〔写真〕柳井市申し入れ行動(正面左側は要請書を受け取った宮本部長)

 



四電伊方原発申し入れ

〔写真〕伊方から原発をなくす会三人も共同しての行動———



【報告】 2023「西瀬戸ピースサイクル」—上関〜伊方へ

 

【10月28日()

・8時30分  道後温泉~四電原子力本部で情宣 

・9時30分~12時  松山~伊予市・大洲市 自転車でアピール

15時   四電伊方原発申し入れ(伊方から原発をなくす会も参加)

〔写真〕伊方から原発をなくす会三人も共同しての行動———

 伊方にも上関にも中間貯蔵はいらない! 再処理はできず、放射性のゴミが溜まるだけ! 伊方廃炉だ! と四電の中間貯蔵(乾式貯蔵)施設に向かいアピール

 四電総務課長細川に向かっての要請書の読み上げ、上層部に伝えると、何も言わず持ち帰った。

 

〔写真〕上関町から平生町の海岸を走って中間貯蔵許すな!とアピール

〔写真〕四国電力原子力本部前でアピール

〔写真〕伊予路をアピール



【報告】 2023「西瀬戸ピースサイクル」—上関〜伊方へ

【10月29日()

・9時~12時  伊方町・八幡浜市 自転車でアピール

最後の日、伊予市へ瀬戸内海を走行、長浜市手前の国道で

〔写真〕中央背後に伊方原発、右に祝島が見える)

来年2024年初夏は島根を走るぞ!!

2024年5月31日(金)〜6月2日(日)

サイクルは国道54号を通って、

  雲南市、出雲市、松江市、島根県へ申し入れ。

体調、健康を保っていてください。

   島根再稼働するな、

   島根原発は廃炉だ!

   島根にも上関にも、中間貯蔵施設はいらない!


2023「西瀬戸ピースサイクル」要請書一覧

「上関町に計画している使用済み核燃料中間貯蔵施設

建設を撤回し、

原子力からの撤退を求める」要請申し入れ

2023年10月27日

山口県上関町 西哲夫 様 

——————要請事項————

1.中国電力が関西電力と共同で、上関町に計画している使用済み核燃料中間貯蔵施設建設を撤回し中止してください。

2.  41年経っても建設困難な「上関原発計画」を白紙撤回してください。

 貴町には、日ごろから市民生活の安全、安心に尽力くださっていることに敬意を表します。

この度、西瀬戸ピースサイクルは、山口県東部の瀬戸内自治体をまわり、表記の要請をしています。

19631026日に茨城県東海村の動力試験炉で日本初の原子力発電が始まり、60年にもなります。これまでに、建設された商業用原発は廃炉も含め57基にもなります。2021年の第6次エネルギー基本計画では、原発比率2022%として、新増設はしないとのことで進んできています。

2011年に起きた東北地方太平洋沖地震では、津波対策を十分にしていなかった福島第一原発は、国際原子力事象評価尺度(INESにおいて、最高レベルの7(深刻な事故)の原発事故を起こしてしまいました。12年前の福島第1原発事故を考えると、原発は危険そのものです。

 岸田政権はGX基本方針により、原発を再稼働し、60年超の原発を動かす政策を決めました。高速増殖炉「もんじゅ」を動かすことができず廃炉が決定し、原発稼働後に出る危険な使用済み核燃料(核廃棄物)の再利用を図る「核燃料サイクル」の実現を、今後も行おうとしています。

 しかし、青森県六ケ所村の「使用済み核燃料再処理施設」は、故障続きで稼働できる見通しはありません。「核燃料サイクル」の破綻は明らかです。そこで溜まり続ける使用済み核燃料のための中間貯蔵施設を建設することで、解決しょうとしています。何十世紀にもわたる処理・処分など後世に押しつけるわけにはいきません。

 上関町に建設計画のある上関原発は工事が進まず、41年が経過しました。もうこれ以上建設計画を進めるべきではありません。事故の危険があり、処理・処分できない放射性物質を発生させる原子力は人類とは共存できません。すべての原発を廃炉にし、核燃サイクルによる原子力の利用政策の大転換を図る時です。

そして、「上関原発を撤回し、中間貯蔵施設を建設しないこと」を決定してもらい、そのことを、中国電力、山口県知事、国に進言してください。

 

要請団体:西瀬戸ピースサイクル(上関、伊方)

           呼びかけ人:ピースサイクル広島:新田秀樹脱原発へ!中電株主行動の会:溝田一成

                                                      2023年10月27日


山口県柳井市 井原健太朗 様

——————要請事項————


 「上関町に計画している使用済み核燃料中間貯蔵施設建設を撤回し、原子力からの撤退を求める」要請申し入れ 


1.        中国電力が関西電力と共同で、上関町に計画している使用済み核燃料中貯蔵施設建設をしないよう表明してください。

2.       41年経っても建設困難な「上関原発計画」を白紙撤回するように表明してください。

 貴市には、日ごろから市民生活の安全、安心に尽力くださっていることに敬意を表します。

この度、西瀬戸ピースサイクルは、山口県東部の瀬戸内自治体をまわり、表記の要請をしています。

19631026日に茨城県東海村の動力試験炉で日本初の原子力発電が始まり、60年にもなります。これまでに、建設された商業用原発は廃炉も含め57基にもなります。2021年の第6次エネルギー基本計画では、原発比率2022%として、新増設はしないとのことで進んできています。

2011年に起きた東北地方太平洋沖地震では、津波対策を十分にしていなかった福島第一原発は、国際原子力事象評価尺度(INESにおいて、最高レベルの7(深刻な事故)の原発事故を起こしてしまいました。12年前の福島第1原発事故を考えると、原発は危険そのものです。

 岸田政権はGX基本方針により、原発を再稼働し、60年超の原発を動かす政策を決めました。高速増殖炉「もんじゅ」を動かすことができず廃炉が決定し、原発稼働後に出る危険な使用済み核燃料(核廃棄物)の再利用を図る「核燃料サイクル」の実現を、今後も行おうとしています。

 しかし、青森県六ケ所村の「使用済み核燃料再処理施設」は、故障続きで稼働できる見通しはありません。「核燃料サイクル」の破綻は明らかです。そこで溜まり続ける使用済み核燃料のための中間貯蔵施設を建設することで、解決しょうとしています。何十世紀にもわたる処理・処分など後世に押しつけるわけにはいきません。

 上関町に建設計画のある上関原発は工事が進まず、41年が経過しました。もうこれ以上建設計画を進めるべきではありません。事故の危険があり、処理・処分できない放射性物質を発生させる原子力は人類とは共存できません。すべての原発を廃炉にし、核燃サイクルによる原子力の利用政策の大転換を図る時です。

そして、「上関原発を撤回し、中間貯蔵施設を建設しないこと」を決定し、そのことを、中国電力、山口県知事、国に進言してください。

要請団体:西瀬戸ピースサイクル(上関、伊方)

                          呼びかけ人    ピースサイクル広島:新田秀樹

脱原発へ!中電株主行動の会:溝田一成

                                    2023年10月27日

 

「上関町に計画している使用済み核燃料中間貯蔵施設建設を撤回し、原子力からの撤退を求める」要請申し入れ

内閣総理大臣 岸田文雄 様

経済産業省 経済産業大臣 西村康稔 様 

山口県知事 村岡嗣政 様

中国電力株式会社代表取締役社長  中川堅剛 様

——————要請事項———— 

1、  中国電力が関西電力と共同で、上関町に計画している使用済み核燃料中間貯蔵施設建設を撤回し中止すること。        

2、  41年経っても建設困難な上関原発計画を白紙撤回すること

この度、西瀬戸ピースサイクルは、山口県東部の上関町、柳井市に表記の要請をしてきました。

19631026日に茨城県東海村の動力試験炉で日本初の原子力発電が始まり、60年にもなります。これまでに、建設された商業用原発は廃炉も含め57基にもなります。2021年の第6次エネルギー基本計画では、原発比率2022%として、新増設はしないとのことで進んできています。

2011年に起きた東北地方太平洋沖地震では、津波対策を十分にしていなかった福島第一原発は、国際原子力事象評価尺度(INESにおいて、最高レベルの7(深刻な事故)の原発事故を起こしてしまいました。12年前の福島第1原発事故を考えると、原発は危険そのものです。

 岸田政権はGX基本方針により、原発を再稼働し、60年超の原発を動かす政策を決めました。高速増殖炉「もんじゅ」を動かすことができず廃炉が決定し、原発稼働後に出る危険な使用済み核燃料(核廃棄物)の再利用を図る「核燃料サイクル」の実現を、今後も行おうとしています。

 しかし、青森県六ケ所村の「使用済み核燃料再処理施設」は、故障続きで稼働できる見通しはありません。「核燃料サイクル」の破綻は明らかです。そこで溜まり続ける使用済み核燃料のための中間貯蔵施設を建設することで、解決しょうとしています。何十世紀にもわたる処理・処分など後世に押しつけるわけにはいきません。

 上関町に建設計画のある上関原発は工事が進まず、41年が経過しました。もうこれ以上建設計画を進めるべきではありません。事故の危険があり、処理・処分できない放射性物質を発生させる原子力は人類とは共存できません。すべての原発を廃炉にし、核燃サイクルによる原子力の利用政策の大転換を図る時です。

そして、「上関原発を撤回し、中間貯蔵施設を建設しないこと」を決定ください。

 

要請団体:西瀬戸ピースサイクル(上関、伊方)

                          呼びかけ人   ピースサイクル広島:新田秀樹

脱原発へ!中電株主行動の会:溝田一成

                         2023年10月28日

 

 

四国電力社長 長井啓介 

伊方原発3号機の稼働をやめ、持続可能な社会実現のため原子力からの撤退を求める

 私たちは瀬戸内海沿岸の平和と環境を守ろうと有志が集う西瀬戸ピースサイクルのメンバーです。1986年から、全国各地で自転車などによる街頭アピール、軍事基地や原子力施設などへの要請を行っています。今年、中国電力による「中間」貯蔵施設建設計画が持ち上がり、41年前から原発建設計画に揺れる山口県西部の瀬戸内自治体をまわり、原発建設計画と「中間」貯蔵施設の白紙撤回の要請をしています。

1963年1026日に茨城県東海村の動力試験炉で日本初の原子力発電が始まり、60年も経過しました。これまでに、建設された商業用原発は廃炉も含め57基にもなります。2021年の第6次エネルギー基本計画では、原発比率20~22%として、新増設はしないとのことで進んできています。しかし、岸田政権はGX基本方針を策定し、原発を再稼働し、これまでの政府の方針を覆し60年超の原発を動かす政策を決めました。多くの市民が反対する原発再稼働と老朽原発の稼働延長は到底受け入れられません。

2011年3月に起きた東北地方太平洋沖地震では、福島第一原発は、国際原子力事象評価尺度(INES)において、最高レベルの7(深刻な事故)の原発事故を起こしてしまいました。12年前の福島第1原発事故は改めて原発の危険性を再認識させられました。事故を起こした福島第一原発事故の終息には何年かかるか見通せず、溜まり続けるALPS処理汚染水を海洋放出までして次の世代までこれらの処理を転嫁することになります。

 GX基本方針では原発を再稼働し、原発稼働後に出る危険な使用済み核燃料(核廃棄物)の再利用を図る「核燃料サイクル」の実現を、今後も行おうとしています。高速増殖炉「もんじゅ」を動かすことができず廃炉が決定し、青森県六ケ所村に計画されている「使用済み核燃料再処理施設」は、故障続きで稼働できる見通しはありません。「核燃料サイクル」の破綻は明らかです。そこで溜まり続ける使用済み核燃料のための「中間」貯蔵施設を建設することで、解決しょうとしています。何十世紀にもわたる処理・処分など後世に押しつけるわけにはいきません。

伊方原発は日本一長い佐田岬半島、日本一長い中央構造線の上に存在し、目の前には世界有数の生物多様性の豊かな瀬戸内海があります。万が一事故が起きれば閉鎖性海域の瀬戸内海は死の海となり、事故を起こさなくても放射能と温排水を瀬戸内海にたれ流し、全ての生命の生存権を脅かしながらでなければ稼働できません。その上、誰かが被曝労働に従事しなければならない。

再生可能エネルギーによる発電や新しい効率的な発電方法が開発され、電気供給には余裕ができた今、せっかく発電された自然エネルギーまで捨てられる事態になっています。原発にあくまでこだわり続ける必要はありません。かつては、安くて地球温暖化に優しいクリーンな発電と言われていたが今ではそれは全くデタラメであったと証明されています。私達は生きとし生ける全ての生命と、未来へと続く生命の繋がりを守るため、貴社の伊方原発3号機の稼働を中止することを求めます。

 

 

要請団体:西瀬戸ピースサイクル、ピースサイクル全国ネットワーク

                         呼びかけ人    ピースサイクル広島:新田秀樹

              脱原発へ!中電株主行動の会:溝田一成

                                       おおさかピースサイクル:山下伸生

                                       大分ピースサイクル:池田年宏

2023年9月15日金曜日

東海村~女川 (8/18~8/23)写真報告


東海村~女川 (8/18~8/23)報告―

 

【いわき~仙台~女川~石巻】819日(土)~22日(月)

いわきを出発した自転車隊は、豪雨に会い、1台の自転車の旗を取り付けていた金具がずれ、フレームを損傷。結局、橋本さんが単独走行になりました。桜井さんは急遽、郡山からJRで仙台に向かい、20日に開催された原発構内での被ばく労働で白血病を発症し労災認定を受け、現在、東電の責任を追及する裁判を行っている「あらかぶさんのお話を聞く会」に参加することになりました。この集まりはピースサイクルを期に仙台の全労協や市民団体(みやぎ脱原発風の会)の協力で開催されましたが、茨城大津漁港の方も参加。漁協で放射能データの改ざんが発覚。告発した記事が週刊誌などで報道されるも、2年前に解雇され、現在闘っていることが報告されました。

集会終了時には、千葉から破損した自転車の台車をその日のうちに持ってきてくれるという一報が届き、支援に感謝、感謝でした。

21日は午前9時に東北電力本店申し入れ行動を行いました。前日の集会に参加したFridays For Future sendai(未来のための金曜日)の20代の若者も本店行動に参加。東北電力は、本店前でのドラム缶アピールを嫌い、自転車を駐輪場に留め置くことや、椅子も机もないビル内の小部屋での要請書の受け取りを画策。私たちは女川2号機の再稼働の問題点を5項目の要請を本店に提出しました。

その後、猛暑の中、みやぎ金曜行動の西さん、青森の竹浪さん、首都圏から橋本さん、櫻井さんの4台の自転車とサポートカーで仙台を出発。途中、大型トラックが走行する坂道で苦闘するも、松島基地から飛び立つ爆音に驚きながら仙台から女川まで走破。復興予算で新たな駅舎や商店街が立ち並ぶ女川駅そばのトレーナーハウスの宿泊地に17時過ぎたどり着きました。

22日、阿部美紀子女川町議と出発前にお会いし、原発が動けば毎秒60tの温排水(海水温度より7度高い)が海に流される。住民は反対だと大きな声では言いにくいが誰もが再稼働に対して不安に思っているなどお話しされました。石巻の差止訴訟団の方に案内され、牡鹿半島のアップダウンの険しい道を自転車で原発に向かいました。ゲート前では鹿島建設の作業員や発電所社員らが40名ほど待機し、私たちを待っている状態でした。

来年2月にも再稼働が予定されている2号機の工事が進められている状況を間の当たりにし、予定外でしたが、その場で再稼働工事の具体的問題について説明を聞くことができました。

老朽原発美浜3号機再稼働時に問題になったケーブル火災対策について、女川でも問題になっていて工事が当初の計画通りに進んでいないようです。

 ゲート前を後にした私たちは、急な下り坂での自転車走行をあきらめ、車で移動。鳴り砂で有名な小屋取浜に立ち寄り、対岸の原発の異様な様相と砂浜の美しさのあまりにも違う風景に唖然としながら再び女川駅前に向かいましたが、女川湾の小島にかけられる避難用の橋が作られている現場に遭遇しました。高額な金をかけて避難用の橋を作る。ゼネコンだけが儲かるまさに原発利権の姿が浮き彫りになっています。

 夕方には石巻の皆さんとの交流を深めました。全国の皆様、岸田政権のGX原発推進策を打ち破る闘いは、現地の再稼働を許さない運動を支え、全国運動として「原発いらない、核燃いらない」の声を大きくしていくことです。3.11以降12基の原発が動き出しています。来年2月といわれる女川2号機の再稼働をみんなの力で阻止しましょう。

  





報告者:ピースサイクル事務局 沼倉 潤

2023六ヶ所ピースサイクル 東海村~女川報告

東海村~女川 (8/188/23)報告―1

【東海村行動】818日(金)晴

818()東海駅(常磐線)では松戸から車で向かった東海村行動の参加者が到着する前に、自転車隊がすでに走行の準備を終え、最終点検を行っていた。異常な猛暑の中、いよいよ六ヶ所村をめざす六ヶ所ピースの始まりだ。

 1995年から始まった六ヶ所ピースは、今年で29回を数える。単独で走らなければならない時もあった。でも、「原発いらない!核燃やめよ!」の思いは真夏の暑さや豪雨、坂道の苦難を乗り越え、届け続け、多くのみなさんの声として行動として繋げなければならない運動だった。

ましてや福島原発事故によってばらまかれた放射能が大量に存在している今、国や電力資本、利権勢力が再び原子力()の利用を持ち出した政治の反動化の時代に「核のない世界を築き上げよう!」のメッセージは声高く発信したい、それが今年のピースのみんなの思いとなっている。


東海村に集結した自転車は昨年より増え8台に。東海駅で出発式を行い、自転車隊(橋本、櫻井、竹浪は六ヶ所へ ひろせ、しろたまさんはいわき市、藤本、佐藤、土屋は東海村周辺)は駅を周回した後、力強くペダルを踏みだしました。その後支援者は、阿部功志東海村村会議員から東海村議会の動向や、村が進めている避難計画策定の問題点などの現状報告をお聴きし、日本原電地域共生部の一室で申し入れを行いました。

申し入れ会見での





原電原電担当者の口調はソフトタッチで安全性について説明するも、多額な資金を他社から支援して工事を行っているが、再稼働するのかとの質問には、「再稼働は原電が決めるわけではないので、今は再稼働を目指す工事」など再稼働の責任をはぐらかす詭弁に終始した答弁でした。今回の行動には松戸市や桜市、鎌ケ谷市からの参加も含め、20名の皆さんが東海村行動に参加しました。