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2024ピースサイクル

 

2024年5月29日水曜日

【報告】2024ピースサイクル東京

2024ピースサイクル東京 519日 都心を走る。

 519、夢の島「第五福竜丸展示館」前に集合した3名の仲間で都心を走り、無事、神奈川ピースサイクルに引継ぎました。銀座から霞が関の経産省前テントひろばに表敬訪問。東京電力本店では、日曜日のためやむなく警備員に申し入れ書を渡すことになりましたが、柏崎刈羽原発の再稼働を行わないこと、汚染水の海洋放出を中止することの2点を文書で申し入れました。その後、川崎市中原区の平和館まで走り、無事、神奈川ピースサイクルにバトンタッチできました。

《申し入れ書》

東京電力ホールディングス() 社長小早川 智明 殿

         申し入れ書         2024519

1.柏崎刈羽原発を再稼働させないでください

2.汚染水の海洋放出を直ちに中止してください

日本列島には世界中の原発の10%が建てられて、世界の地震の20%が起きる地域です。世界中の原発の殆どが地震の起きない地域につくられているのですから、日本は原発に適さない地域です。

日本の原発の安全神話も13年前の東日本大震災で福島原発がメルトダウンして、終わりました。

そして今年元旦の能登半島大地震で、珠洲原発建設計画での反対運動が正しかったことが示されました。

そして13年前の東日本大震災の福島原発事故では、今なお帰還できず、救済を受けられない人達が大勢います。そして福島の過酷事故は地震や津波の複合災害でした。志賀原発のある能登半島でも建物や道路の損壊が激しく、避難や屋内退避が無理だったことが判明しました。

柏崎刈羽原発のある新潟県は豪雪地帯であり、実効性のある避難計画が住民に提示されず、原発の運転の合意も得られてないのに、東京電力は415日に原子炉内に核燃料を入れる作業を開始しました。この再稼働への既成事実化に強く抗議し、改めて再稼働に反対します。

また福島事故原発の廃炉の道筋が見えないまま、漁業関係者や市民、そして諸外国の反対にもかかわらず、昨年8月から汚染水の海洋放出に踏み切りました。汚染水の海洋放出は、溶け落ちた燃料デブリの処理を進めるための関連施設を建設する必要から、汚染水のタンクを解体してスペースをつくるためだと言っています。

しかし事故から13年たっても数グラムのデブリの採取さえ失敗が続き、先行きが見えない中で、冷却の注水は終わらず、汚染水は発生し続けてます。汚染水の処理については、他の方法があるにもかかわらず、海洋放出の既成事実をつくったことは、国内のみならず、近隣諸国の反発を招いています。海洋の放射能汚染のリスクを犯すことに断固反対します。

汚染水をALPS処理する際に発生する汚泥状の高濃度放射性廃棄物の保管と処理も問題になっていますし、汚染された瓦礫の撤去や既に行き場のない核のゴミの最終処分場の問題も含めて、福島原発事故の当事者である東京電力は柏崎刈羽原発の再稼働をやめて、福島の事故処理に力を注ぐべきです。       ピースサイクル東京 代表   桜井郁利

〈連絡先〉 101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1

    高橋セーフビル1F たんぽぽ舎気付

    ピースサイクル全国ネットワーク            




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