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2024ピースサイクル

 

2024年5月29日水曜日

【報告1】2024六ヶ所ピースサイクル東海村一日行動

510()東海村一日行動 東海村申し入れ 会見

《東海村庁舎会議室11~12時》

「東海村一日行動」が晴天の東海村で阿部功志東海村村議会議員も交え、15名が参加し行われました。昨年は819日に実施していますが、今年は、夏の猛暑を避け、5月に東海村~いわき~原ノ町~仙台の自転車走行にルートと日程を変更しての開催となりました。

 私たちは3月から、一日行動としての準備をはじめ、昨年実施できなかった東海村との会見や日本原電東海事業所との会見を行うことができました。

東海村からスタートする《六ヶ所ピースサイクルは今年で29年目になります。日本原電は東海第二原発の再稼働をこの9月に予定していましたが、防潮堤工事の施工不良が工事関係者の内部告発で昨年10月に発覚し、工事が中断している最中の東海村行動となりました。東海第二原発の取水口に津波対策として重さ4600トン、高さ20m、横幅80m.の鋼鉄の防護壁を地中約50mの2つの基礎支柱で支える工事において、基礎部分の鉄筋が岩盤に到達していない、コンクリートがいたるところでボロボロになっているという欠陥工事が明らかになり、事実上この秋の再稼働が困難になっているのです。

 にもかかわらず、東海村村議会は昨年12月に「早期の再稼働を求める請願」を可決し、福島県も、原電に委託作成した「放射能拡散シミュレーション」を公表し、避難計画を策定しようとしています。

 東海村との申し入れ会見では松戸市から車で参加したメンバーなど、9名の市民で、

文書回答された内容について意見交換を行いました。申し入れについては、25年前のJCO臨界被曝事故以降の村民の健康診断について」、「防潮堤工事について」、「避難計画について」、「高レベル放射性廃液が貯蔵されている東海再処理施設の安全対策について」など10項目の質問に対し回答を得ていますが、「避難計画については、能登地震によって避難も自宅待機もできないことが分かった。避難計画は根本的に見直す必要があるのではないか。」また、「原発の30キロ圏内に91万人が住んでいるが、今回避難対象者を17万人とした根拠は理解できない。」など申し伝えましたが、村としても返答に苦慮している様子が伺われました。

防潮堤欠陥工事については、原電から報告があったのは昨年の920日とされ、鉄筋が高止まりになる工事が発覚しているにも関わらず、原電は安全上問題ないとし工事を続け、6月に他の施工不良が発覚した後、4ヶ月後に初めて村に報告していることが分かりました。この間に村議会特別委員会で再稼働問題が審議されていましたが、全く防潮堤問題は審議で取り上げることはなかったのです。




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