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2024ピースサイクル

 

2024年5月21日火曜日

2024ピースサイクル浜岡原子力発電所申し入れ

2024年5月24日

中部電力㈱浜岡原子力発電所                                     

所長 吉田 博 様                     

ピースサイクル浜松 

浜岡原発を考える静岡ネットワーク

ピースサイクル神奈川ネットワーク

浜岡原発とピースサイクルの意見交換

1,       能登半島地震の教訓を活かすために

(1)  地震について

中部電力は原子力規制委員会に対して、基準地震動の最大加速度を3号機と4号機は1200ガル、5号機は2000ガルと提示して原子力規制委員会は概ね妥当と了承しているが、南海トラフ巨大地震の震源域の真上に立地している浜岡原発が、巨大地震に耐えられるのか甚だ疑問であることから、以下の質問に対して説明されたい。

●断層の問題について

「敷地内断層」に関しては、活断層であるか否かの問題とは別に、浜岡原発が「南海トラフ巨大地震の震源域の真上に立地している」ことを問題にすべきであるが、貴社の見解は?

 

●津波対策の防潮堤について

中部電力は津波対策として、当初18mの防潮堤を設置し、追加して22mまでかさ上げしているが、原子力規制委員会から指摘された津波発生要因の組み合わせ評価を行った結果、津波の最高水位は25.2mとなっている。津波の高さが上がれば、津波波力(圧力)も増加することから、かさ上げだけで対応できるとは到底思えないが、対応策を明らかにされたい。

 

●取水塔について

浜岡原発の冷却水は、沖合600mの取水塔から800mも伸びた地下取水トンネルを通じて冷却水を採取しているが、25mの津波に耐えられず取水塔が破壊したらどうするのか?

能登半島地震では、広範な海岸部で約4mの隆起が生じたが、同様な隆起が生じた場合、取水トンネルは破断して取水不可能となるが、どう対応するのか?

また、サイホンの原理で取水トンネルの出口にあたる敷地内貯水池より噴出し、防潮堤は無意味となるのでは?

 

(2)  避難関連について

能登半島地震でも見られたように山間部を挟んで海沿いに立地している浜岡原発周辺地域の住民は、道路の寸断で避難が出来なくなる可能性があるが、どう対処するのか? また、原子力広報館内の来訪者についての避難方法はどの様にするのか?

 

2、原発1号機・2号機の原子炉解体の問題について

①中部電力は、原子炉領域の解体撤去を2024年度から着手するとのことだが、今回の解体作業は商業炉としては国内初であり、地元では解体作業に伴う安全性への不安が出ていることから、住民や解体作業に携わる労働者が被曝しないための具体的な対策を明らかにされたい。

 

単なるスケジュールの列記ではなく、具体的な計画書を貴社のホームページで明らかにされたい。


③住民の不安を払拭するために、具体的な計画書を基にした地元説明会を開く考えがあるのか明らかにされたい。

以上

 

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